Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


恋のドライブ


車を降りたくなかった
一人ぼっちになった部屋に
もう半分からになった部屋は
何を待っているのだろうか
空っぽになった私の心か


どこを走らせたのだろう
あてもないドライブ
帰りついたのは不思議
何かに押されたように
戻ってきたのだろう


もう誰もいない部屋は
きっと広く見えるはず
出て行くあなたを見たくないから
今日はドライブと決めていた
ポストに鍵が入っていた


これから私は
どうすればいいのだろう
積み上げられた本達も
もうないに決まっている
その空間が悲しくて


明日からもうドライブも
海辺の道も木達の中も
一人で行くことになるだろう
思い出を辿るように
でももう忘れなきゃならない


車にも乗れない
あなたの車の助手席が
私を呼んでいる気がして
でもそんな事はないかもれない
座る人がいるのかも


出て行ったあなた
追いかけられない私
疲れた体で部屋に戻れば
赤い一束のバラが残っていた
もうお礼も言えない


欲しいのはバラじゃない
あなたの愛が欲しかった
バラのかぐわしい香り
そんなものじゃなくて
あなたのたばこの香りだけ




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