Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


遠距離


飛行場まであなたを送りに来た

「近いよ。飛行機で3時間なんだから」
あなたはそう言って笑うけど
3時間は遠すぎる
あなたの胸も遠すぎる


これから一体
何を支えて生きていこう
勿論あなたがいるけれど
こんなことは思いたくないけど
3時間先には誰かがいる


信じたいけど
信じたいけど不安が募る
私は何をするだろう
毎日空を見上げながら
あなたの笑顔を探すのだろう


これは別れなんかじゃない
二人が遠く離れただけ
でもお互いの底を覗いても
暗くて何も見えはしない


これでいいのだろうか
まぶしさに目を移せば
知らなかった人が声をかけて
あなたを連れて行きそうになるかもしれない
そんな空想をしちゃだめ


帰ってくる
一人で帰ってくる
その日を願いながら
今日も空を見る
雲の隙間にあなたがいることを見るために




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