Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


雨の日に


昨日はひどい雨だった

今日は青空が一杯の暑い一日
こんな風に気まぐれの天気
二人の恋もこんなものだったのだろうか
雨の日は好きじゃない


あなたと出合ったのも雨の日だった
突然降り出した雨に
逃げ場を失った私に
傘を差し伸べてくれたあなた
何の兆候だったのだろう


「もういいです。ありがとうございました」
「え、僕の会社もここですよ」
知らない方が良かった
別れた方が良かった
いまさら思っても戻れない


いつからか付き合いだした私たちだった
でも何かを予感しながらだった
もしかしたら別れるかもしれない
そんな不安を抱きながら
あなたと会うのが辛かった


いつの日からか
言葉を選ぶようになった私たち
もうダメかもしれない
もう続かないかもしれない
あの日の予感は正しかったのか



あなたと会った記念日に
いつしか降ってきた雨に
カフェから外も見ないままに
「もう駄目だね」
「うん」


ちゃんと傘は持ってきた
もう相合傘をすることもない
「私、もう少しいるわ」
帰っていく彼の背中を見送って
心の泣くのをじっとこらえた


またあの日が来る
一本の傘の日が来る
もう隣には誰もいない
片方が寂しがっても
追いかけたいあなたはいない

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2017/08/07 10:08
たしかに・・
Pコインの方がいいよね・
1年に1回だけの事ですからニコの会社の人達も考えてくれたらいいもにね!



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