Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


ピアノ


君の10本の指が躍る
白と黒の鍵盤の上
満たされたように耳を傾ける人々
みんなそんなふうに疲れている
そう こんな週の終わりには


グラスを傾けよう
そして音楽を聞こう
その片隅で君を見ている
知っているかどうか分からないけれど
鍵盤の他には何も見ないで


追いかけたかったに違いない
でもできなかったんだろう
理由はまだわからないけど
きっと悲しみのことだろう
だから何も言わなかった


一言掛ければよかったのか
いや そんなことでは済まされない
深く愛していた彼を失って
もう後もどりもできなくて
佇むしかなかったのだろう


重すぎたのだろう
失った愛が
その鍵盤よりももっともっと
想いを飛ばしたかったのだろう
それが果たしてできたのだろうか

ガラスの球が落ちて来る
受け止め損ねてパチンと割れる
でもそこが始まりなのだ
きみはわかるだろうか
再生への道のりが




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