Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


枯葉


秋は別れの季節なんて
言い古された言葉だけど
二度目の秋は来なかった
あんなに楽しかったはずなのに
もう私の側にあなたはいない


イチョウの間から拾った枯葉
くすんだ赤い色をしている
虫食いの穴が開いている
ちょっと押したらパリンと崩れた
まるで今の心のよう


何度想い返しただろう
何度泣いたことだろう
もうつかめない季節を想っても
あなたは帰って来はしない
わかっているのに


大人になった
そんな言葉じゃ軽すぎる
もっと深みにはまって
出てこられないほどに
あなたを愛していた


街灯が灯る頃
家路につこう
あなたのいない部屋に
一人きりの部屋に
そして
また愛を確かめる部屋に




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