Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


一本の傘


一本の傘
あなたと肩寄せ合って
歩いた街の灯
しとしとと降る雨


一本の傘
待ち合わせた日曜
あなたの傘は広くて
でもあなたの肩をぬらす


一本の傘
私が選んだ傘
クリスマスプレゼントに贈った
あれはいつのことだろう


一本の傘
冬の冷たい雨にも
私たちを包んでくれた
空からの贈り物を避けるように


一本の傘
それはもう私の傘
あなたの傘がなくなって
もう冷たい雨しか降らない


いとおしかったあなた
愛してたあなた
抱きあったあなた
それはいつのことだろう


もう会えないあなた
探しても見つからないあなた
心から消えないあなた
雨も思い出を降らせている




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