Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


クリスマスの夜


コートを着る季節になった
ポケットに手を入れると何か一つ
鍵が出てきた
かつての彼の部屋の


そのまま持っていたんだわ
忘れていた
それほど気持ちが変わっていた
知らない間に


あの時はクリスマスに
彼の部屋で飾りをつけて
暗い部屋にキャンドルを灯して
二人でじっと灯を見ていた


別れが来たのは春だった
桜の花が咲く前
桜並木を歩きたかった
彼と一緒に


彼のことを忘れたんじゃない
でも記憶は薄れていた
離れた彼のことを
追い求めたあの時から


今年のクリスマス
彼の知らないあなたと
一緒に過ごす
小さなカフェテラスで


あなたも行かないで
心から思う
さみしい思いは一度でたくさん
無理強いはしないけど


愛してる
君のことを
クリスマスプレゼントに
リングを渡そう


そして僕らは
一緒になろう
僕の知らない彼のことを
遠くにやってあげよう




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