Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


恋の矢


今年もあとわずか
恋は終わった
あなたか彼女を好きだったとこは知っていた
私には振り向かなかった


あなたと彼女のクリスマス
楽しそうに話す彼女
笑顔で返す私に
笑顔を作る私


あなたにクリスマスプレゼントを買った
赤いリボンのそれは
手渡すこともない
手のひらに乗せてじっと見つめる


2年越しの恋
いつもあなたの後ろ姿を追っていた
段々遠くなっていくそれは
早い足取りで過ぎていった


いつかは私の方を
振り向いてくれてくれると
思う心は違っていた
恋の矢は彼女の元へ


突き刺さる私の胸に
痛みをじっとこらえて
あなたと交わす言葉は
軽い話題ばかり


好きだったのよ
言えなかった
だってあなたは彼女の恋人だもの
その心はつぶせない


今恋の矢を放ったら
どこへ行くだろう
誰かに突き刺さるだろうか
ポトリと落ちるだろうか


クリスマスには雪が降るといい
私のこの想いを隠すように
白く積もるといい
あなたなしでも歩けるように


いつかは私も
新しい恋をするかもしれない
その時は恋の矢を
その人に放とう

それまではちょっと待って
プレゼントを机の引き出しにしまって
捨てる日が来るまで
ちょっとだけ待って




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