Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


もしも…


もしもまだあなたがいたら
もしもあの頃の二人だったら
もしも深い溝がなかったら
私達はどんなだったろう
今はもう分からないけれど


いくらもしもを並べてみても
吐き出す言葉がただ踊るだけで
空に浮いているだけで
何も訪れはしない
分かっている事だけれど


まるで追い詰められたようで
私の心は
迫り来るさようならに
反抗できなかった
必死でもがいていたのに


明日が来るのが怖くて
膝を抱えたままの夜は
静かに でも強引に
夜はまわっていって
夜明けの鳥が鳴いている


もっともっと愛したかった
もっともっと一緒にいたかった
でももうその日は来ない
あきらめることなんかできないのに
「もうしないとね」と誰かが言う


声が聞こえてくる
あなたの声が
耳に張り付いたままで
そこには何も入り込めないままで
風の音さえ聞こえない


もしもまだこの恋があったなら
私は何をすべきだったのか
うつむいていた私だったけれど
あなたを見つめるべきだったのか
もしもが踊るその時でさえ




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