Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


すれ違いの飛行場


あなたの乗るはずだった飛行機の時間に
わざと遅れて行った
ここに来たのは見送りなんかじゃない
そう言い聞かせながら
雑踏の中で立ちつくす


今頃どこを飛んでいるのだろう
窓からの景色はどうだろう
なにを思っているのだろう
なす術もなかった二人のことか
私の愛はあなたは知らない


新天地への不安と
新鮮さの中で あなたは
きっと新しい生活になじんで行く
今のこの地など忘れたように
信じたくはないけれど


知っていた僕は
君がわざと遅れてきたことを
そっと見守っていた
彼を好きだということも
飛ばしたいその暖かい心も


今君の心の中に
僕は入ることはできない
まだ彼を愛しているだろう
彼が気付かなかっただけで
痛みを抱えているのだろう


言いたいけど言えない
いつまでもこの繰り返し
繋がることがあるとしても
僕にはそれが信じられない
怖がっているだけの二人だから




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