Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


別離


「おはよう」の声で目が覚めた
布団から出られない私
それほど寒かった
でも今は
そんな言葉すらない


まだ日が登らない空
月が光っていた
いつまでこんな暗い空だろう
寒さに震えるのは
私の心だけだろうか


例えば
靴箱の中が空いていて
タンスの中に空洞ができて
一つのカップが使われなくて
そんな事さえ空虚になる


ことりと置いて行った部屋の鍵
皮のキーホルダーは消えていて
あなたの影はもういない
どこに行きたかったの
行き先は見当がつかない


仕事をしていても
一人の時間でも
考えるのはあなたのことだけ
いけないことは分かっている
でもそれしか私にはできなくて


もう少し暖かかったら
ううん 暖かでも違う
寒い冬でも暖かい春でも
一人寝は寂しすぎる
もう一度声が聞きたい


「おやすみなさい」
そっと声に出してみる
答えは何もないけれど
あなたの幻影を一人で
囲い込みたい私がいる

アバター
2016/01/07 14:34
BBBさんへ
コメント、ありがとうございます。

誰しもこんな経験があるかもしれないですね。
アバター
2016/01/07 11:13
うんうん、わかるわー



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