Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


すれ違い~溝~


「もう私達、だめね」
「何故そんなこと言うの?」
「だってすれ違いが多すぎる」
「そうだね。でも…
やり直せるんじゃないかな」


君の発言は大きかった
不意にそんなこと言うなんて
愛していたつもりだった
「つもり」と言う言葉が悪かったのか
席を立とうとしていた君


「もう1度会おう」
「何故?」
「心の準備ができてない」
「これ以上何を言うの?」
言葉が見つからない


長すぎた
君と出会ってからの道のり
それが悪かったのだろうか
でも真剣だった
君が心の支えだった


寒い日も暑い日も
君と一緒なら過ごすことができた
一人ぼっちにしないで
正直に胸が答えている
こんなに君にすがりついていたなんて


「もう1度考えなおしてくれないか?」
「…」
「もう僕を嫌いになったの?」
「そうじゃないけど…」
「好きな人ができたの?」


答えが怖かった
聞きたくなかったはずなのに
何故そんな事を聞いたんだろう
僕の気持ちは変わらない
君だけを想っている


せめてもう1度会って
答えを持った僕に会って
今なんて急すぎる
昨日まで笑っていた二人なのに
君は作り笑いをしていたの


さようならの風が吹く
冷たい空気を運んでくる
もう1度会ったとしても
溝ができてしまった二人に
修復はないだろう


それでも埋めたい
小さな溝を
僕に出来ることなら何でもする
だからさようならは待って
いつかこの胸に花がもう一度咲くまで




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