偽りのバージンロード～7～
- カテゴリ：小説/詩
- 2017/05/02 21:31:54
今夜もまた眠れない
この前行った式の写真撮り
こうしてああしてこれを使って
和服にドレスにヘッドドレス
オフショルダーのドレスが肩を冷やす
結婚指輪がきらめく
小さく光るダイヤモンド
でも
そのきらめきより光るものは
あなたに嫁ぐ私の心
本当にそうなのか
偽りはないのか
まばゆい日差しに遮られて
目を落としてないのか
誰がそれを知っていようか
ダンスを踊りましょう
あなたの手が背中にまわり
ドレスのすそがくるくる踊る
白い靴が見えるかしら
踊り疲れるまで踊りましょう
あなたには白いワインを
私には赤いワインを
シャンデリアの光に照らされて
送られる笑顔と小さなさざめき
この日が来るのが怖かった
あなたの向こうに彼が見える
そんなこと忘れてしまっていたのに
彼はもういないのに
赤い糸じゃなかったのに
千切れてしまうのが怖かった
優しいまなざしのあなた
この日まで待っていてくれた
もう悲しくなんてない
だって包んでくれたあなたがいる
だからもう何も怖くない
彼と欲しかった日々も
彼から欲しかった言葉も
これで終わりになる
今 この瞬間から
彼へと嫁ぐ今日限りの天使
明日は愛知県の伊良子ですか・・うんうん
天気も快晴ですといいね？
また明日仕事で無ければ、会える可能性もあつたのにね？
でも可能性と言うか「夢」と言うか・・でも会えるなら機会があればあいたいですが・・！