Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


海辺


この前海に行ったのはいつ頃だろう

サンダルを手に持って波打ち際を歩く
小さな足跡が波にさらわれて
どんどんと消えていく
あの足跡はどこに行くんだろう


そんなことを言ったらあなたは笑うけど
あなたが消えてしまったら
私はどうしたらいいんだろう
こうしてまた海にやって来て
消えていく足跡を見るのだろうか


小さな貝殻を拾った
透き通ったピンク色の貝殻
その辺を探したらもっとあって
あなたに見せたら
あなたは静かに微笑んだわね


時が止まってしまえばいい
こんなに思ったことは初めてかもしれない
あなたとこうしていたい
日が暮れかけて夕日が沈んでも
あなたと見つめていたい


あなたはどう思っていたのだろう
波にはしゃぐ私のことを
何を思ってみていたんだろう
貝殻を拾う私を
その微笑みからでは分からない


本当は知っていたの
一緒に海に来るのが最後だってことを
だからあなたの傍には居られなかった
いい思い出だけがあればよかった
今日は泣かないって決めてきた


悲しいときにはいつでも
あなたが傍にいてくれた
でももうこれからはそれもだめね
あなたはあなたで生きていくんだわ
それでいいの それでいいのよ


さようなら
いつもいつも優しかったあなた
心の中では忘れられないけど
いつか忘れていくんだわ
それでいい それでいいの






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