Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


窓から


雨の日はなぜか

心がうつむいてしまう
大きなビルにいるのに
窓際なんか見えないのに
うつむくわけを探している


「嫌いになってくれ」
そんなことは出来はしない
あんなに求めていた人だもの
そんな言葉一つで
心から消せというの


もう少し一緒にいたら
恋は続いていただろうか
白いドレスを夢に見たこともある
それがこんな結末なんか
泣きなくても涙が出ない


返し忘れたあの人の部屋の鍵
勿論私のものもっている
カラカラと音を立てながら
手のひらから落としては拾い
行く先のない視線が遠のく


二度とこんな思いはしたくない
臆病になる私を
あなたは知っていたのか
心が折れそうになるというのに
あなたは支えてもくれない


もう一度だけあなたに会えるなら
なんと言おう
言葉なんて出てこないだろう
抱きしめてほしい
ただそれだけ


間違いだったとは思いたくない
あんなに愛された日々だったもの
いつかは忘れていくのだろうか
それともずっと引きずるのだろうか
それは私 私が決めることなんだ




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