Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


リング


ふと手をかざしてみる
右手の薬指に光るシルバーのリング
あなたからのたった一つの贈り物
外してしまえばよかった
でもまだ外せない


あの頃は二人よく笑ったものだった
カフェの外のテーブルで
遊歩道を歩きながら
帰り道の地下鉄の駅まで
なんであんなに笑えたのだろう


もしかしたら手のひらに笑顔を載せて
吹き飛ばしたのかもしれない
ちょっと吹けば飛ぶような
弱い存在じゃないと思ったのに
だって愛していた


あなたからも愛されていると思っていた
そうじゃなかったなんて思わなかった
私の独りよがりだったのね
あなたの背中は冷たすぎる
もう抱きしめてはくれないのね


もうすぐ春という名の季節が来る
風もだんだん暖かくなる
ここにあなたがいないなんて
信じられないのに
これが現実


追いかけていきたかったけど
あなたの心が遠すぎた
もう私にはつかめない
でも 同情だけでは愛は育たない
どちらも枯れてしまうだけ


愛を下さい もう一度
そう あの人の愛を
でも駄目
もう振り返れない
涙で道がぼやけてしまっても


春の鳥たちが告げる優しさは
花々に息吹を添えて
陽の光に輝く
私はどこへ行こう


外せないシルバーのリング
次へのステップにあがれない
分かっているけど外せない
まだこんなに愛しているから
まだこんなに忘れていないから










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