Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


あなたに


今日ここに来たのは
あなたと出会った日だから
ここで海を見つめていたら
同じように遠くを見つめて
二人 泣きたくなるようだったから


「好きな人を見つけるんだよ」
そう言って逝ってしまったあなた
何ができるというの
一人で何が
あなたでさえも見送れなかったのに


ぽっかりと穴が開いた心には
吹く風もなく 明かりもなく
あなたを見つけることも難しく
でも 目の奥には捨てられない風景が
固くくっきり残っている


どうしてあなただったの
せめて私だったら
あなたからすべてを消えて見せるのに
あなたの記憶から去って
明るい光を浴びせるのに


もうおしまいだと思った
もうあなたがいない
私はどうすればいいの
手を取ってくれる人もなく
抱きしめてくれる人もいない


黒い服を着たけれど
あなたには近づけなかった
大粒の涙が落ちるだろう
さようならなんて言えないだろう
だから遠くで見守っていた


あの日からもう1か月
早いものね
また風に吹かれに来たの
私は大丈夫よ
早くあなたの笑顔を見せてね

アバター
2019/05/17 10:23
セカンドさん
コメ、ありがとうございます。
海は何もかもを遠くに運んでくれるような気がします。
愛したことも、泣いたことも。そう、わすれたくないものさえも。
アバター
2019/05/15 23:15
海は優しく私たちを包み込んでくれる
そして思い出が遠い記憶になるまで見守ってくれている

そんな気がします



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