Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


心の影~3~


影踏遊びをしていた頃が懐かしい
追いかけて追いかけて
鬼が追いかけて影を踏む
せめて影を踏みたかった
あなたが去った日の夕暮れ時


ついて行きたがった
私の影が
できるものなら私から離れて
でもそれもできなかった
むなしく浮かぶ影一つ


二人で決めたこと
もう何も挟み込めない
見送るだけしかできなくて
私だって行きたかった
あなたの背中に飛び込みたかった


もう一度 もう一度だけやり直させて
でもそれは無駄なこと
あなたは立ち止まらない
あなたはこちらを見ない
もう何もかもが終わったこと


どうやって消し去ろうか
あなたとの静かな時を
時計は動いていったけど
その動く音も聞こえなかった
影だけを見つめていた


言葉さえも出なかった
二人でいればそれでよかった
なのに分かれていった
なにがだめだったの
何が重荷だったの


遠い過去の奥に
二人の愛が見える
おぼろげなそれを
消えてほしくないと叫ぶ
でも薄れていくに違いない


さようなら 愛する人
愛しても愛してもやまないから
心からは消えていかない
もしそうなったとしても
あなたのための愛は消せない







アバター
2019/07/17 13:55
セカンドさん

愛おしい二人が離れて行った
そこに影だけを残して

気付かなかったのかもしれない
自分の影がないことを

影は残ってきた
自分の居場所を確かめるように
アバター
2019/07/13 02:21
重なり合った愛が消えた
影が消えると同時に

そこには
冷たさも温かさも残っていない

ただ面影の残像と
愛おしさの香りだけが残っていた




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