Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


バースデイ


今日はあなたの誕生日
お祝いの小さなケーキがひとつ
キャンドルを立てて部屋を暗くして
お祝いをするわ
誕生日おめでとう


キャンドルの灯りをじっと見る
ゆらゆらとその身を
揺らしながら燃やし溶ける
一息で火を消して
暗闇の中で座り続ける


あなたはどこで祝っているの
誰と祝っているの
私のことは思い出しているの
忘れたのかしら
きっとそうね


長かった
あなたとの時間は
だから余計に寂しい
一人にしないで
かなわなかった


消えてしまったろうそくを取って
ケーキを切って
あなたと食べたかった
涙が止まらない
なぜいないの


思い出したくない
思い出せなくしたい
二人の道が分かれていたとしても
ついていきたかった
ろうそくの明かりを手にして


アバター
2019/07/25 10:24
セカンドさん
いいの 寂しくなんかないわ
もう心配はいらないわ

砂時計が時を刻む
白い砂糖を落として

もう紅茶を吸いすぎたレモンに
白い幕を張るように

アバター
2019/07/25 01:15
独りぼっちのハッピーバースデー
それは主人公が居ないバースデー

キャンドルの灯りに
面影だけが揺らいでいる

純白の砂糖とあなたへの想いが
レモンティーの中へと溶け去って行った









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