Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


思い出の夏


夏が来た
海に来た
泳ぐためじゃない
「陽に焼けるよ」
あなたの言葉に知らんふり」


浜辺は色とりどりのパラソル
その下には何があるのか
のぞいてみたくなる
「陽に焼けるとしみになっちゃうよ」
今日は本当にいい天気


人のいないビーチのはずれで
足を小波に遊ばせてみる
行ってはかえし行っては返しの繰り返し
ひんやりとした感触が気持ちいい
今日は本当に天気がいい


車に戻ってホテルに向かう
今日はあなたの誕生日
久しぶりにホテルでお食事
たまにはこういうのも悪くない
フレンチは久しぶりだ


あれから3度目の夏
あなたはどうしているのだろう
私はまだ独り身だけど
誰かとうまくやっているだろうか
そんな気持ちになるのがくやしい


今年の夏も浜辺に来た
あなたと行った浜辺のはずれ
サンダルを脱いで水に浸る
あの日と同じように気持ちがいい
あなたがいればもっとよかった


日焼け止めを塗って上着を着て
日傘をさして外に出する
あなたはほめてくれるだろうか
夏が嫌いになった
あなたがいなくなったから


あなたの誕生日は過ぎたけど
お祝いだけはした
まだ未練があるのか
新しい一歩が踏み出せない
夏が照り付ける太陽の下では













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2020/08/10 09:59
強い日差しと潮の香の中
あの日の夏がよみがえる

それは目がくらむほど
真っ白いだけの眩しい景色

砂浜にたたずむ私
冷たい波が素足に寄せてくる

思い出が少しだけ溶け
海へと流れて行った

潮風が冷たい
もうすぐ海が金色に暮れていく



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