Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


小さな度


ある日の夕方
とっさに遠くに行きたくなった
簡単な手荷物を持って
地下鉄の駅に急いだ
電車がちょうど出たところ


待ち時間が8分
私は何をしているんだろう
どこに行こうというのだろう
自分で自分が分からなくなった
駅から立ち去った


この8分がなかったら
私はどうしていたのだろう
下をうつむいて歩いた
自分が情けなかった
こんな事もできないなんて


帰り道にカフェに立ち寄る
なんて情けないんだろう
あの人を振り切るために
こうして出てきたはずなのに
そんな事さえできなかった


あの人はどうしているだろう
こんな夕暮れの中で
誰かと一緒にいるのだろうか
一人で遠くを見ているのだろうか
もう私には関係ない   


私は振られたのだろうか
私が振ったのだろうか
そんな事はどうでもいい
今はあなたがいないという事 
ぽっかり空いた私の胸


隙間風が冷たい
温める人はいない
あなたしかいなかった   
あなただけが拠り所だった  
でももうあなたはいない


家に帰ろう
真っ暗な家に
灯を灯す人はいないけど
あなたと過ごしたあの部屋に
私は戻るしかない


いつか忘れるのだろうか
その日は来るのだろうか
失ったばかりの心には
そんな事さえわからない
灯も灯されない部屋の中では




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