Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


紫陽花


紫陽花のさく頃  
二人で行ったアジサイの里
華やかに咲く花の色を愛でて
あなたが考えていたのは何
私には見えなかった


色とりどりの話
様々に色を変えて
花につゆをしたためて
光る光線を放っていた
あなたの空を追う瞳のように


やがて庭園が混んできた
帰ろう
あなたが言った
静かな公園が賑わしくなる  
逃げるように後にした


あなたは何を考えていたのか
何も言わなかったのは何故か
悲しい出来事か
それなら私にも聞かせて
きっとそうじゃないのね


怖かった
あなたの心が
もしかして私を見ていない
そう思えた   
だって私を何も見ない


いつか来る
あなたが離れていく日が
遠いかもしはるない
ちかいかもしれない
そのとき私はどうなるだろう


部屋の前で別れた
強くて抱きしめた
私から離れないで
私のそばにいて
でもいつかあなたは離れて行く


これが永遠じゃありませんように
私は祈る
たとえ別れる日が来ても
紫陽花の様に色を変えながら 
あなたを見つめ続ける

アバター
2022/06/16 13:45
セカンドさん
静かな詩ですね。空気息を潜めたように。
色変わる紫陽花の花。愛も色を変えるのでしょうか。悲しい気がします。
でも、永遠じゃない。どこかでそれをしっている、私たちの様に。
アバター
2022/06/16 02:12
赤い紫陽花の花のように
熱い私の想いに

青い紫陽花の花のように
冷たいあなたがいる

白い紫陽花に想いを書き綴り
あなたに渡したい

無言で歩く紫陽花の道
紫煙る6月の梅雨空

そっと手に触れた紫の花びらが
私の涙で虹色に滲んだ






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