Nicotto Town


ふんわりボッカン島風土記


『都市と都市』

チャイナ・ミエヴィル (ハヤカワ文庫 SF1835
読了、はぁ。。
翻訳を読むのはえらく久し振り、
その上「英語圏の物語」ではないので
固有名詞がさっぱりアタマに入ってこない~
唯でさえ名前を憶えるのが苦手なのに^^;

街の片隅に放置された遺体。
事件解決に振り回される警部補、
意外な犯人、、と
これだけならば普通の警察小説だけれど、
舞台が尋常ではない。

ほぼ現代の架空の都市と都市。
例えば1つの通りを、2つの国がそれぞれの名称で呼び
互いの国民は、同時にそこに居ても
相手が居ない振りをしなくてはならない、という。
隣合った建物でも、国が違えば無いことになる。
意識的に無意識へと押し込む。
双方の国民は、産まれた時からそのように条件付けられるし
観光客も簡易な訓練を受けないと入国できない。

つまり犯人が「向こう」の人間なら
目の前に居ても、居ないものとして振舞わざるをえない。

そして「ブリーチ」
痴漢をすると痴漢がやって来る、見たいな書き方なので
ますます訳が判らない。

書評である程度知っていたけれど、それでも
序盤はクラクラする。
後半は割りと一気に読んでしまったので
ちゃんと理解してるのかどうかは不明w

ミステリとしては、普通だと思う。
自分にしては長文を書いてしまった、くらいの
読み応えはあった、と云うことで。。

アバター
2012/05/10 06:06
>ながつきさま うーん、どうだろうかな^^;
          主人公が状況に翻弄される風ではないんですよねー
          その時々に出来ることはきちんとこなしている感じ。。
          個人的には、帯の煽り文句の
          「ディック-カフカ的」
          てのは言い過ぎな気がします。

          もし読んだら感想を聞かせてください。
アバター
2012/05/09 20:02
おもしろそうですねー。好みの小説な予感がします。
排他性と脅迫観念のディストピア警察ミステリと言う感じかな。
忘れないように、さっそくアマゾンの欲しいものリストに入れました^^
アバター
2012/05/09 04:51
>reiさま 日本名もダメなんだよ~^^;
      ちょろっと出てた人物が、間をおいて出てくると「誰っ?」 だし、
      数行前の名前がアタマに入っていなかったりする><

>カトリーヌさま 立ち読みで感触を掴めるか知らん^^;
           都市が、何故そのような形態になったのか、について
           ほとんど言及がないのが不満といえば不満です。
アバター
2012/05/09 01:41
なかなか、読み辛そう~。
舞台設定が興味津々。書店で探してみます。
まずは、立ち読みで感触掴んだ上で、買うかどうか判断・・。


アバター
2012/05/08 22:58
ほう、おもしろそうだけど、私も人名苦手なんだよね~
中国物とかは平気なとこ見ると、感じだとまだ判断できるよう。
カタカナだと区別付かなくなるよう。
特に、地の文と会話文で呼ばれ方が違われるともうお手上げ。
それで、翻訳物はつい敬遠してしまう。



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