Nicotto Town


ふんわりボッカン島風土記


例えるなら誰


と考えたら、ラオウなんじゃなかろうか。
あの人と為りのまま「義」を旨として生きたよう。

「光圀伝」最終回 野性時代8月号
最も信頼し期待をしていた人物を
自ら手に掛けなければならなかったのは何故なのか
と云う倒叙ミステリの形ではある。

主人公は、史実から外れる訳には行かないので
どんな造型をしようが行動は縛られる。
胆力と筋肉の塊で、本物の虎でさえ逃出しそうなんだが
性質は飽くまで義であって、覇や王ではない。
「天地明察」での脇役なら兎も角
主役となると、少し窮屈な印象。

その分、脇のキャラクタ達は活き活き。
林読耗斎や泰姫、お馴染み助さん覚さん等々。

肉親や妻、友人、師との死別を受け入れて猶
後世に期待を繋いで生き抜く様の方がメインテーマな気がする。
これは作者が震災を経験している所為もあるのかな。

泰姫の侍女を晩年の理解者に設定したのが
読んでいて、とても安心した。


綱吉への見直しガある一方
藩の財政を逼迫させたとして
名君の評価はどうか、て話もあるようで。

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2012/09/15 12:40
どうもです^^
発掘の話が出ないのは残念ですが「光圀伝」と、「天地明察」を読むのが楽しみです。
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2012/09/15 05:29
>ながつきさま 生きるために義にすがった、て言い換えても良いのかな。

          古墳発掘は出てきませんが、日本史編纂にかける情熱は
          中盤以降の柱でしょうか。

          重厚な歴史小説、という感じではありません。 多分         
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2012/09/14 19:41
一行目を読んで、corra=ラオウ! 早とちりです~www

えーと、どちらも、いずれ読みたいですが、未読です。
光圀は、領民を苦しめた重税や、刀の試し切りの辻斬りで、暗君というイメージがあって、
「義」を旨というのは、なんだかピンとこないです~。
光圀の古墳発掘に興味があるのだけれど、その辺りも出てきますか?



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