Nicotto Town


ふんわりボッカン島風土記


文字ももじもじ。(帯より


「文字渦」 円城塔 新潮文庫

ワタシのオツムでは理解が覚束ないし、
感想を、無理に言葉にしようとすれば
見当外れになるのは目に見えている。

只、単純に視覚的な驚きはあった。
本文から離れてルビが語りだす場面、例えば

んりくりつほしゆはたち、おっと、こんにちは、おま
分離独立保守派たちは、
とか。

せんだんこう
栴檀香 ならするりと入ってくるのに、
うみは ひろいな おおきいな つきは のぼるし ひは しずむんだって
サーガラ・ヴァラ・ブッディ・ヴィクリーディタ・アビジニャ
は混乱するとか。

そして読み終えた後では
こうしてキィボードを叩いているのは
ワタシが主体的に出力しているのか、
文字がワタシに出力させているのか
判らなくなってくるのだった。

アバター
2021/06/12 03:22
>nekoyamaさま
>カトリーヌさま 漢字仮名英混じり+ルビ、が当り前の環境で
         育ってきたんだなあ、と。
         正義と書いて『りふじん』と読む。
         なんてのも違和感を感じません^^;

         もじもじくんは大好きでした♪

         円城塔は「屍者の帝国」に続いて2冊目です。
         全部を真に受けると道に迷うというか、、
         ゴジラSPも、そんな感じ、ですかねー
アバター
2021/06/12 01:04
円城塔氏の作品は、そんな感じの作品が目立つように思います。
作品が日常の言葉で書かれているのではなくて、
プログラム言語で書かれているような感じで、それを読むということは、
それ自体がプログラムとして起動する~というようなそんな感じでした。

彼は大学院で、プログラムが内包する複雑性が~みたいな研究をしていたので、
その成果が小説に現れたのかな~って感じ。
初期の作品「これはペンです」を読むと、その感が強いです・・。
アバター
2021/06/11 11:36
もじがもじもじ…
そのむかしにもじもじくんとゆーのをやってた方がいましたね。

なんかの番組のリバイバルコーナーでやってるのをみましたけれど、
もう少し、そこ、ちがう〜って、感じがもじもじ?違うな〜いらいら?(笑)


ひとの行動は、言語でコントロールというかプログラムされてると思うから
文字に出力させられてるのかも知れません。…って、書き込むと〜

そうかも?って、思うのか、いや、違うよ〜って言うのか、
たぶん、どっちかになるでしょう?
これも間接的なプログラム?

概念を知らないことは判断の材料として使われないから、
言葉で知ることは、判断や行動の元になるから、
言葉でこんな考え方があるって、知ることが、
そのひとの考え方を広げてゆくし、生きる指針になってくれる。
わたしたちはことばでプログラミングされていて、
なにもないところから飛躍することは難しい…
思考の飛躍はなにかしらその足場になるものがあった時に起こるんじゃないでしょうか。



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