テンの皮
- カテゴリ:小説/詩
- 2009/05/13 21:55:00
司馬遼太郎さんの「馬上少年過ぐ」という短編集に有る、「貂(てん)の皮」、絶品だった。 最も戦国時代史に詳しくないとそうかな?っと思うかも。
賤ヶ岳七本槍の一人でその中でも日が当たらない素朴な人で、“泣き虫甚内”と陰口を叩かれてた人の生き様を描いたもの。 ごく普通の人に見えるからとても共感し、又憧れてしまう。 真っちょう直な生き方がすごくいい、“人生は一度しかない賭けごとの場” だと、この本を見てつくづく思う。 戦国時代の話が好きなのはこのせいかも。 悔いが残らないように精いっぱい生きる! 人生の秘訣か!
本というと伊達正宗の話「馬上少年過ぐ」が読みたくて借りたが、思わぬ拾い物だった。