ＮＨＫのラジオ深夜便で落語を聞きながら大笑いした。　もうずいぶん前だったが・・林家正蔵さんのガマの油売り！

“えー、昔は両国の橋ん所が江戸随一の盛り場所で、回向院（えこういん）の境内には見せ物が沢山出ておりました。　中にはもう木戸銭さえ取ってしまえば一切関係がないなんて、薄情な見世物で・・

「あ～、御覧なさいましよ！　世にも珍しい怪物だ～！　目が三つで歯が二本だ！」

てのへ入って見たら、下駄が片っぽおっぽり出してありましてね、こりゃあ成る程目が三つで歯が二本だが、これで木戸銭取るのはすこーし乱暴で。　そうかと思うと・・

「八間の大灯籠、八間の大灯籠！」　灯籠てぇ物は石灯籠を除いては皆綺麗な物で、回り灯籠、切籠灯籠（きりこどうろう）、牡丹灯籠。　それが八間有るてんですから、どんな立派なもんだろうってんで木戸を払うってぇと、

「へいいらっしゃい！　こちらへこちらへ、こちらへこちらへ！」　てんで手を引っ張って、裏口にと～んと突きだしちまって、「表の方から裏の方へ通ろう通ろう！！」

なんだか分からねぇうちに銭が無くなっちゃって、ひどいもんです。・・”

布団の中で大笑いしてるといつの間にか寝てしまった。　夢なんか何も見ていない！　翌朝はなんだかすっきりしていい気持に。　笑いは健康に良いのかも！

今は深夜便でやらなくなってるようで残念です。　もっとも私も早く寝るようになって全く聞かなくなったが・・