ひょうきん小僧とお爺さん その2
- カテゴリ:自作小説
- 2009/08/18 17:02:06
明くる日いつものように小僧さんが来ると、肩を揉まれながらお爺さん薄目を開けてちらちら後ろの小僧さんを見てしまう。 気になってしょうがないらしい。
「お爺さん、今日は少し凝ってるだなー。」
と言ってまん丸の目をしてお爺さんを覗き込むと、おほんっと一つ咳払いしたお爺さん、顔を赤くして、
「そ、そうかい?・・あー気持ち良かったもういいよ。」
調子の外れた声を出しながら、いつものように駄賃をあげて。 小僧さんにこにこしながらお礼を言ってトコトコ出て行く。 門口までにこにこ笑って見送ると、後からこっそりついて行った。 お稲荷さんの所まで小僧さんくるとまた竹べらで印しの石をどけて掘り始めた。 壺を出すと、嬉しそうに一回抱きしめ、
「おらの銭っこ、無事だったかや?」
そう言ってフタを取ると、中からバッタいっぱい飛び出した。 いや驚いた小僧さん、
「あー、どうしただ! おらだ、銭っこ。 おらだってば! 何処行くだー!」
小僧さん慌ててバッタを追い掛ける。 これを見ていたお爺さん口に手を当てながらこらえ笑い! 小僧さんが少し見えなくなるといそいそと壺の近くまで行って、両手に掴んだ銭をそぉっと壺へもどした。 そしてまた林の陰に隠れてると、しょんぼりして泣きべそかいた小僧さんが戻ってくる。 壺の側にべたっと座ると、ため息を一つつき壺の中を見る。
あー!っと言って立ち上がる。 そして再び座ると、
「あー、おらの銭っこ、おらの銭っこ、よく戻ってきただー! いい奴だー!」
と言って壺を抱きしめ頬ずりしてる。
「バッタにしたのがいげねがったかな、こんだー小石にすべー。 おらの銭っこ、おらの銭っこ、人が見たら小石になあれ! おらの時だけ銭でいろ! 銭っこ銭っこ、人が見たらば小石になあれ! おらの時だけ銭でいろ!」
いつものように壺を抱きしめながら呪文を唱えていた。 お爺さんくすくす笑いが止まらない。
何日かたったある日、小僧さんがお爺さんの肩をもんでいると、お爺さん目をつぶったままくすくす笑ってる。 小僧さんへんな顔してお爺さんの顔を覗き込むと、お爺さんおほんっと咳払いしながら赤くなってる。 おしまい。
後輩さんすごいですね、理系だからこその内容とも言えるかも!
次の構想でまた仕掛けましょ、何度でもドキドキッ^^
日経平均の理想株価は4500円と言う人が居ます。 今の10300円前後を繰り返してて10600の壁をいつまでも越えられないと一気に下げが来ると言われてます。 現状は中国のバブルが収まるかどうかという事らしいです。 10600を超えたら一まず安全、しかし民主党政権だと円高確定とか!
うまいなあ・・すごいなw
テレビはココ・シャネルのことをやってたのを見ました、彼女は55歳でいったん引退し、70歳でまたモード界に復帰してたんですってw
十二国記はもうみました、本を読むほうが、途中で止まっちゃってます。
ソロスの本を読み始めてしまったからです。ブログにかるく書いてます。
来年あたりに、今より大きな不況が来るとかでてたけど、果たして あたってるのか・・。
野球は音痴なんです・・・・。
お爺さんも、こっそりいたずらっ子だね^^
お爺さんが小僧さんを、とってもかわいいって思ってるのが伝わってきます^^