Nicotto Town



古今亭志ん生『二階騒き』その3

「えー、そろばん玉の三尺(帯の事)をこうキュッと結んでおいてなー」 『えー何ですか、この袂(たもと)なしの着物ですか?』 「んん」

『袂有ったのに袂無いんですね』 「んん、こいつぁ平袖てんだよ」 『んん、どうしてです?』 「どうしてだっておめぇ、あそこ歩いてて冷かし同士でぶつかったら喧嘩が始ま...

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古今亭志ん生『二階騒き』その2

『そうだな、おりゃ蛙だから人間は分からねぇけど、あの上(かみ)から4枚目を張ってる女がいいなー』 「そうか」 『んん』 「おりゃ違わー」 『おめぇどれがいい?』 「おりゃあ下から4枚目の女がいいやー」 『あー成程・・おんなじだよー!』 「おんなじかー、あー・・どうしてあれがいいんだい?」

『ん...

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古今亭志ん生『二階騒き(ぞめき)』その1

古今亭志ん生『二階騒き(ぞめき)』

“騒き”これはもう今全く使われない言葉の一つとなってしまいました。 遊里を騒いで浮かれ歩くこと、またそうしてる人という意味だそうです。 志ん生さんです、たっぷりどうぞ
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えー吉原と言う物がまだ明治大正の頃には昔の風が吹い...

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古今亭志ん生『猫の皿』その4

『え? ええいいえ、どうもいけないんですよ。』 「いいじゃないかなー、えー、この何だろ、まだ他に居るんだろ?」

『ええ猫は居ますんで・・えー、婆あに先逝かれちゃって、寂しくってしょうが無いんで猫をね、えー飼っていますが、その猫が友達を連れてくるねー、その連れてきた猫がまた子を産む、段々段々増え...

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古今亭志ん生『猫の皿』その3

「ちょいと休ましてくれ・・えー、あー、いいよ、お茶はいいよ後で、んん、あんまりくたびれたからね~、ここで休んでいこうと思って・・あー、いいんだよ・・え? 何? あーあ、なに、宿へへぇちゃえば何でもねぇんだけどもねー。 あーくたびれた。・・あーいいねーのんびりしていてね~、のどかと言うのは今日のような...

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