柳家小さん『将棋の殿様』その2
- カテゴリ: お笑い
- 2009/02/25 13:09:18
「いや、けしからん、・・ん! その方がいかに嘆願に及ぼうと、いや、みだりに人の陣地に入って参るとは・・・いや待て待て、・・では其の方が左様に嘆願をするならば、何か知恵を授けようか?・・・しばらく待て、・・・かよう致そう、ではなぁ其の方の飛車を助けてやる代わりに、えー、余のこの飛車がうずくまってる、こ...
「いや、けしからん、・・ん! その方がいかに嘆願に及ぼうと、いや、みだりに人の陣地に入って参るとは・・・いや待て待て、・・では其の方が左様に嘆願をするならば、何か知恵を授けようか?・・・しばらく待て、・・・かよう致そう、ではなぁ其の方の飛車を助けてやる代わりに、えー、余のこの飛車がうずくまってる、こ...
えー、昔泰平の頃のお大名は随分我儘な処がございまして、えー、ご家来なぞも殿様の言う事はご無理ごもっともで、白いものを黒いと言っても 「左様でございます」と言うような訳ですな。 それにこの泰平になりますてぇと、これと言って戦もございませんから、毎日が退屈でございます、ご登城するくらいのところですから後...
これから縁側にお立ちいでになりまして、鼓をもつってぇと殿様が、ポポポポポーンっと打ち込んだ。 ・・・生き物が出るってんですがね、こりゃあんまりあてにならない事で、ま、蠅が一匹出たって生き物にゃあ違いない。
で、殿様が廊下でもって鼓を調べたところが、・・お国元からその、お百姓が二人出ておりまし...
!!必ず、この前の解説を先に読んでください。 背景が分からないといささか分かりにくい話です。
物売りの中で変ってるのが下駄の歯入れ屋さんで、鼓を打ってくる、ポンポーンポンポーンなんてね、鼓を打ってきます。 どう言う事でございますかなー、下駄の歯入れに鼓を打つというのは、なんだかおかしいようで...