The first contact
- カテゴリ:ペット/動物
- 2009/01/16 21:54:30
私の生まれたマナウスは、なぜか住所にマナウスの前にアマゾンって付くんです。それ、地名なのかぁ?と、いつも思っていました。
アマゾン川の河口から約1,500km上流の、熱帯雨林が広がるアマゾン盆地に位置していて人口は今では100万人と言われていて、アマゾン川流域の最大都市?(う"~恥ずかし)です。
天然ゴムを求めて、ヨーロッパから多くの人が押し寄せ、マナウスにヨーロッパ文化を持ち込んだらしいです。また、かつては日本人移民の入植地の一つでその名残りが私です。その頃のゴム園コーヒー園などの農場は、今ではすっかり様変わりしていて、たくさんの日系企業も進出しています。
その立地条件からアマゾンツアーの拠点として、原始の密林アマゾンを目指す旅行者は、ここマナウスからバスみたいな船で、奥地へと旅だって行きます。
マナウスはアマゾン川の支流であるネグロ川の河畔に位置していますが、そこから下がった本流のソリモインス川と合流する地点に、川イルカが居ます。
大西洋に泳いでいたイルカが、地殻変動によってアマゾン川に閉じ込められ、淡水でも生きていけるカワイルカに進化したと言われています。
ここアマゾンではピンクイルカを見たら幸せになれるという言い伝えがあるんですけど・・・白っぽいイルカが、泥水みたいな川の色と夕日を浴びていれば、ピンク色に見えなくも無いんで・・・
ただ、川イルカは、体も3メートル近くまで大きくなり、口ばしも尖っていて子供の頃の私には恐怖に近い存在でした。
共稼ぎの両親に代わって、隣のおばさん(母の妹)に他の子と一緒に、ネグロ川と本流のソリモインス川と合流する地点に連れて行ってもらって、よく川イルカを見に行っていました。
おばさんが言うには、子供を連れてくると川イルカがそばに来る事が多いらしいんです。
とくにウルスラと呼ばれている雌のイルカは大きくて、呼ぶとジャンプして見せたり「キュー」と。鳴くと言われていて、そのイルカが見れるかなぁと、いつも出掛けていたんです。
なんせ、このあたりは特に雨期などでは湿度が高く蒸し暑く、水を見るとイジリたくて子供はジッとしていられません。この辺にはワニも居ませんし、その日も川辺に足を入れて、やがて胸まで浸かって遊んでいました。
と、ブヨッっとしたものが、お尻をツンツンするのに気付いて振り向くと、どデカイ魚が・・・これ、ウルスラじゃあ?・・・ザバッと顔を出したのは、巨大なイルカの顔・・・なんか笑ってる様に見えて・・・そのままゆっくりUターンして深く潜って消えていった・・・と・・・15mくらい向こうで大ジャンプして・・・頭からあまり音も出さずに、見事な着水・・も・・・鋭い低い弾道で水しぶきが矢のように私の顔に飛んできてズブ濡れに・・・目をこすって目を開けると、目の前にさっきのイルカの顔が!「うわっ」と後ろにひっくり返って水の中に・・・すると背中を下から押し上げてくれて、仰向けに浮かんだ顔のすぐ側に、さっきのイルカが顔を寄せていて、手を伸ばして触っても全然ジッとしてて動きません。どうやら流されないように上流を向いてゆっくり尾びれを動かしています。「コイツ、なついてんのかなぁ?」と。その後、イルカの頭を触ったり、口を開けさせたりして少し遊んでたら、おばさんが川辺に走って来て「大丈夫?」と叫ぶと、ズブッと川に潜って消えていったんです。
で、おばさんが言うには、アレがウルスラだと。こんな近くで始めて見たと喜んでいて・・・あれがウルスラなんだと。
しばらくみんなで遊んでたら、日も暮れ始めたし、帰ろうと。最後に川に向かってみんなで「ウルスラー」って呼んだら、比較的近いところでジャンプして現れて、横向きに川面に体を叩きつけて、ダッパーン!! 大水しぶきを、おばさんも含めて全員に浴びせ掛けて、小さくジャンプしながら夕日の沈む方へ泳いで遠ざかって行ったんです。
やっぱり、夕日の中ではピンクに見えましたよ。
始めてのウルスラとの出会いでした。
キラキラキラキラ
三蔵さんのルーツをここでチラ見。
テレビで、「ピンクイルカを見に行こう」みたいな企画をしてたような・・
それが、この土地だったかはわからないけど、
ピンクイルカを見たら幸せになれるっていうのは知ってたよ♪
三蔵っちが見たってことは、幸せになれるね!
いいじゃん!いいじゃーん(*^^)v
両親とも日本人ですので、いい面も悪い面も、まるっきりの誇り高き日本人です。
この日本の自然こそ素晴らしいです。
澄み切った清流、四季の山々、打ち寄せる大海。
これ以上のものは、この世に無いですよ。きっと。
一度見てみたいものです☆
イルカなんて、水族館でお目にかかれる程度です・・・
ピンクのイルカ・・・
確かに幸せになりそうですね♪
だってさぁ・・・ハンナさん、3・4・5歳の頃の記憶ってしっかり残ってますか。
俺、かなり薄い記憶で、断片的にしか憶えていませんよ。
たまたま。今、おばさんがウチに来ているので、地理的な事とか甦った記憶も多少あって、
そうでなかったら、ウルスラのところしかほとんど出て来なかったとおもいますよ。
ウルスラって、ポルトガル語圏では、崇高な響きの在る名前で、なんか聖人?の名前らしいです。
ブラジル人は、多くないですけど、コロンビアとかだと、女性の名前に多いです。
各国で、感じる語感ってちがいますよね。
西欧だと、アリアドーネって美人っぽかったり、エジプトの最高の美女の名前は、ネフェルティティー(笑)・・・笑っちゃダメか。でも、ナオミってアメリカ人、好きな語感らしいですよね。詳しくありませんが。で、勘違い・・・で、まじめにノエミって付けられてる女性もいますもんね。悪くないですけど。
イルカにさわれることなんてないよ、普通は・・ほんとにいいなぁ
子供は純粋で無垢だからイルカも近づきやすいのかも。でも3メートル近くも大きくなるんだね~
ちょっと驚きです。子供から見たらそりゃ大きいよね。
マナウスは日本から行くと遠いけど、また行きたい場所です。
私も観光客らしく アマゾン川をボートで行くツアーに参加しました。イルカが見られるところまで
進むと、離れたところで飛び跳ねるイルカを見ることができました。
あと気に入ったのは、アマゾンの夕日でした。ネグロ川の黒さに赤い夕日。力強さを感じました。
ウルスラっていう名前、変わっているけどいい名前ですね。