ファッションっていう言葉さえ普段使わないっすよね。
　土日しか着る機会がありませんし、約束のない日はベッドから出ない・・・
　イコール寝巻き、スウェット上下の比率がすこぶる多くなってしまいます。
　　　　　　　　昔、
　部活も楽になって、やっと色気づき始めた大学の頃(この頃やっと)、イケてるＴシャツと、そうでないＴシャツが分かり始め、いけてないＴシャツってトコトン、イケてないと面白くて使える事などにも気付き始め、ジーンズはなんだかリーバイスだなぁ・・・とか。

　が、社会に出て仕事に追われ、着る機会が極端に少ない事もあって、知らないうちにお座成りに・・・おばあちゃんが買って来てくれるヨーカドー？かドコかで￥1980円とかのストーンウォッシュのジーンズとか平気で履く様になっていました。
　で、こっちの営業所に来てから、何日は男集全員、ドコソコの現場を手伝うから日程をその様に組んで、その日は汚れてもイイ服装で会社来てくれ・・・っていうのが結構あるんです。で、いつもの様におざなりになってるジーンズにトレーナーとかで会社に行ってたんです。
　そんなある日、ウチの３課の事務の○木さんが、「これ、ウチの息子に買ったんだけどちょっと小さくて、三蔵くんに丁度イイかなと思って」と、朝、私にくれたんですね。えっいいの？嬉しいなぁ・・・とか言いながら履いてみたら、インチ数も裾の長さもピッタリな、リーバイスのストレートの色落ちの全くしていないブルージーンズで、なんかカッコイイ様な気もして・・・その現場の日、周りのみんなが褒めるんで・・・あれ～・・・俺のいつものＧパンって、ダサダサだったのかも？と。
　大変感謝しています。○木さん。私が事務所出ると、掴まらなくていつも反ギレにさせて、山ほど見積書を頼んでとっとと出掛けて、お客さんと細かい打ち合わせまで電話で頼んだりした挙句、リーバイスのジーンズまでプレゼント下さるとは・・・ダサイんで、見るに見兼ねたのでは？と、頭が下がる思いです。真面目に。
　それ以来私は、ブルージーンズ派で、色が醒め始めると、すぐ新しいリーバイスのストレートのブルージーンズを買って履いています。
　ジャンバーは、古着屋で大学の頃買った、米軍払い下げの「特大」としか表記のないハーフコートの長さの革ジャンが、気に入っていて、スーツの時もジーンズの時もそれを着ています。他に革ジャンは５つ持ってるんですが、それが一番好きで、他のをたまに着ると落ち着かないんですよ。電車で出社して黒いコートなんか来てくと、ホントしっくりしません。
　結構、気に入ったものをずっと着るタイプで、ブランドとか流行に、ほとんど興味がありません。
　小さい頃より一貫してそんな感じで、みんなの仲間に入るのに、どこ行っても合わせる事が必要で、それなりに勉強になったりならなかったり・・・
　あんまり自分自身は変わらない感じです。
　ファッションって言っても、個人の反映でしかない訳ですから、ひたすら流行とかグローバルな価値観に盲従するのは、どうかなと思います。