俗に言う「４大天使」とは、旧約聖書に名前が明記されている天使の中の天使、神に次ぐ者、サタンを天界から落とした最強の軍神、天使の王子と呼ばれる"ミカエル"を筆頭に、聖母マリアに受胎を告げ「イエスと名付けなさい」と現れた、女性の姿で描かれる事の多い"ガブリエル"。
　旧約聖書外典「トビト記」に出てくる、アッシリア捕因のトビトの息子トビアを導き、愛・祈り・平和・喜びなどを受け持つ、癒しの技を持つ天使と言われる"ラファエル"。外典や偽典にしか登場しない、エデンを追われたアダムとイブのエデンへの帰還を炎の剣を手に拒むエデンの守護者、カバラの叡智をユダヤ人に授けたとされ
る"ウリエル"
　外典や偽典と呼ばれるものも、預言者が幻視した史実・・・つまり俗に言うアカシック・レコードとコンタクトえお取って書き記したもので、正典とされる書と原作過程は同じだと言えると思います。

　ただし、これら天使は、イスラエルの唯一絶対神、男神である"ヤハウェイ"に付随してユダヤ教・キリスト教の中で作られたものです。
　ミカエルは元々　カルディア王国の神だったと言う伝承があり、また、最古の宗教ゾロアスター教では、メタトロンだったとも。
　ガブリエルシュメール人、バビロンの神、大地母神だったと。

　ヤハウェイが唯一絶対神、男神である為、他国の神は、人間の様にヤハウェイの被造物になるか、または傘下に入るか、あるいはヤハウェイの傘下から出なければばらかったと思います。
　ミカエル、ガブリエルは、ヤハウェイの傘下に組み込まれ天使の階級の筆頭になり、
　また、悪魔界最高の権力者、堕天使ルシファーは、ミカエルの双子の兄だったという伝承もあり、天使の階級の筆頭の１人とされていた。
１２枚の美しい羽を持つ世にも美しい「暁の明星」「暁の輝ける者」が正式な名前だったと言う。
　ルシファーはカナン（シリア･パレスチナ）の主審エルの子供アッタルだとも伝承があり、自分が主神の王座に就こうとして天界を追われ地獄に落ちたと言われていますが、当時先進国だったカナンの国の神ルシファーを、ヤハウィイの傘下から追い出したというのは、イスラエルから見たとても政治的な出来事が、そのまま天使と悪魔に別れている所以かと思います。
　ガブリエリもまた、手にユリの花を持つ姿で描かれています。ユリの
花がガブリエルの象徴であるのは間違いが無く、ユリは大地母神のシンボルとされていて、それはそのまま零落した冥府の女王「リリス」を表していて、男神ﾔﾊｳｪｲが太陽の象徴なら、女神リリスは月の象徴と言え、月は卵子を表し受胎をも表し。アダムの最初の妻とも言われ、アダムの専横を嫌い冥府の女王になったと。サタンの子を産みそれが、リリン・人間であると言う伝承もあります。
　このガブリエル=リリスの説を推し進めているのが、今では統一教会がそうですね。でもこんな伝承から導きだした話ではなく、単なるこじ付けではあります。リリヅの説を最も受け継いだのは、ユダヤ神秘主義カバラで、ガブリエルは生命の樹や宇宙の摂理の守護者の顔も持っているとされています。
　いずれにしろ、これらは、イスラエルの政治的要因で決められた事でありながら、世界中の宗教と恐いくらいリンクしています。
　ですので、聖書事態の物語も明らかに、メタファー（隠喩）であり、これから２０１２年１２月２２日（誤差あり）の終末に向かって起こる、隠喩としての最後の審判や、隠喩で表わされている天使達、悪魔達の本当の姿を目撃出来る事もあるかも知れませ。ん。