Nicotto Town


ジュンチャン


ジュンチャンと世界を巡る 第52回はカナダ


 カナダというと、五大湖やナイアガラの滝やプリンスエドワード島、それにカナディアンロッキーなどをまず思い出します。

 この国には湖や島や山などが沢山あり、自然が特に美しいという印象です。

 この国でバンクーバーオリンピックが開催されたことがありますが、女子フィギアで浅田真央選手が銀メダルを獲得したこともありましたね。

 友人がカナディアンロッキーでスキーをしてきてお土産をもらったことや、知人の女性がカナダの東海岸に位置するプリンスエドワード島が舞台の「赤毛のアン」の大ファンで、彼女の母親も好きだったと話していたことなどは、カナダの少ない記憶として、思い出の中に残っています。

 彼女はいつかカナダへ行ってみたいと話していましたが、カナダの名を聞くと「カナダからの手紙」の調べとともに、彼女のことをごく自然に思い出します。

 2018年5月に四国を旅した時のことですが、愛媛県の大洲を歩いたことがあります。

 幕末の頃から大洲は養蚕・製糸業の一大中心地で、これに伴い金融機関の整備の必要性が生じて大洲銀行が開業し、大洲銀行は主に繭を抵当として融資することが多かったことから保管所が手狭となり、赤煉瓦構造の倉庫で繭を保管しました。

 この倉庫の中に、「赤毛のアンメモリアル」がありました。

 倉庫の二階には、グリーン・ゲイブルスのミニチュアモデルの家などが置かれていて、その向こうにはキッチンで使う料理用具や食器類などが展示されていました。

 赤毛のアン(原題:はAnne of GreenGables)は、カナダの作家であるL・M・モンゴメリが1908年に発表した長編小説で、小説の舞台はカナダ東海岸のセントローレンス湾に浮かぶプリンス・エドワード島です。

 この島の田舎町で使われた調理器具や食器が妙に懐かしく感じられ、知人の女性の少女時代の気持ちが、少しは僕にもわかるような気がしましたし、アンの少女時代の服もとても身近に感じられ、ここでは今にもアンが登場して、しゃべりかけてくるような気がしたのです。

 アンの物語は彼女の成長に合わせて次々と続編が出来ていきましたが、ここには当時発行されたアン物語が歴史の波の風化に耐えながら、静かにひっそりと陳列されていました。

 またここ大洲にはNHK朝ドラ「おはなはん」のロケ地となった「おはなはん通り」や、「東京ラブストーリー」のワンシーンで使われた赤いポストなどがありました。

 この赤ポストまでゆっくりとドラマを思い出しながら歩いて、ああここが、「完治が買ってきたジュウスをリカが受け取った場所で、リカが完治に気づかれないように彼のマンション宛に別れの手紙を密かに投函したポスト」と確認して、何故かガッツポーズまでした話は、日本一周の旅で書きましたね。( ^)o(^ )

 今回は、カナダの話を書くつもりが、「カナダからの手紙」になってしまったようですね。

 いつか釣り師も、プリンスエドワード島を旅してみたいです。

 

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2021/05/29 07:17
さら③さんへ
 カナダはそういえば「赤毛のアンのプリンスエドワード島」ばかりではないことを思い出しました。
 カヌーイストで作家の野田知佑がカナダの北部の大河であるマッケンジー川を旅した記録である「北極海へ」を読んだことがありますが、そこには原始そのものの自然と向き合って暮らす人々の姿が描かれていましたが、カナダの大半は原始の様相の大地です。
 「北極海へ」は、風になぶられ、日に灼かれ、原始の大河マッケンジーをただ一人、北極海へむかう野田さんのカヌーの旅の話で、ウイスキー、釣竿、テントを積みこみ、カヌーに単身乗り込んで旅した男好みの旅の話です。
 幸福も不幸も、生きている一切を自分が決める幸福に浸りながら、しみわたる清澄な孤独感を味わいつつ、流域のインディアンと友情を結び心を交流させながら北極海へ突き進む、1800キロの冒険の旅のはなしです。
 野田さんの「北極海へ」の旅は、蚊の大群と熊との闘いでもあり、原始の世界で生きるということの笑い話のような切なさや恐怖が、面白おかしく書かれていました。
 釣り師は北海道でイトウ釣りに挑んだことがありますが、この際何度も蚊の大群に襲われたことがあり、怖い思いをしたことがあります。
 安全な都会の旅もいいですが、たまには「幸福も不幸も、生きている一切を自分が決める幸福に浸る旅」に出たいと思うこともあります。
 野田さん風の「カナダからの手紙」になりました。
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2021/05/28 07:49
プリンスエドワード島、私も行ってみたいです(*^^*)
昔NOVAに通っていた頃、トロント出身の先生がいたことを思い出しました。
体は大きいのに、とても声が小さかったな~



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