Nicotto Town


ジュンチャン


啓蟄に思う(たまには真面目にやってます)


 啓蟄で思い切り春を感じていたいのですが、ウクライナ情勢が気になり、関係のないことを書いてしまって申し訳ありません。
 二十歳少し過ぎの学生の頃に、旧ソ連を旅したことがあり、その時ウクライナのヤルタやキエフにも立ち寄りました。
 ドニエプル川を望む高台にある不滅の栄光の公園の前で、将来のウクライナ美人候補に出合ったのです。
 真っ赤なネッカチーフを付けた賢そうなキエフのピオネールの少女で、この少女はオシャレをしているつもりなのだろうか、髪の後ろにリボンを付けていて、旅行者の写真撮影に積極的に協力して、にっこりと微笑んでまでくれました。
 こんな少女が5年後や10年後には、間違いなくウクライナ美人の看板を背負って立っていくのだろうとその時思いました。
 キエフは第二次世界大戦で約2年間ドイツに占領され、市民の3人に1人にあたる20万人が殺された歴史を持つ都市です。
 ドニエプル川を見下ろす高台に高さ26mのオベリスクが立っていて、その下に無名戦死者をまつる墓があり、墓の上の銅製の花環の中で平和を願う永遠の火が燃えていました。

 今回のロシアのウクライナへの軍事侵攻は、第二次世界大戦でのドイツの侵攻を思い出します。
 あの時共に戦った国々が、今度は戦うことになるなんて、歴史というものは時に残酷なことをすると思いました。
 今のプーチンは、まるで当時のヒットラーのようです。
 コロナ禍の中、人類に次々に襲い掛かる試練に、思わず立ちすくみそうになりますが、啓蟄を迎え、一段と春の気配が感じられる日々を、いつもの年のように、季節を感じながら歩いて行きたいと願っています。




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