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お屠蘇(とそ)、お雑煮、七草粥の由来


お屠蘇(とそ)、お雑煮、七草粥の由来

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お屠蘇は昔の風邪予防薬

お屠蘇のルーツは中国にアリ。
唐時代の医者が、流行風邪予防のために作ったのが、おいしいと
流行になったのが最初らしい。

それがなぜ、お正月の飲みものになったのか。

実は、この医者が住んでいた家の名前が「屠蘇庵」といったそう。

屠蘇とは、「鬼気を屠絶し人魂を蘇生させる」ということで、ここから、1年中の邪気を払い、延命長寿を願うために飲む酒となったらしい。

こんな時代から、名コピーを作れる広告マンが存在したのかな、なんて考えてしまうエピソードだ。

ちなみに屠蘇は、薬局などで売っている屠蘇散(肉桂、大黄、百じゅつ、山椒、桔梗、乾姜などの薬草を合せたもの)を、56時間水にひたしてから取り出し、清酒(みりんを加えることもある)を加えて作る。


無病息災を祈りながら、年神さまといただくお雑煮

お雑煮はもともと、年神さまに供えた食べ物を、新年1番に汲んだ水と、新年の神聖な火で雑多に煮て食したもの。

年神さまと一緒にそれをいただき、1年の無病息災を祈ったらしい。

お雑煮が地方によって様々なのは、各地で採れた特産をそれぞれ供物にしていたからなのだ。

水道の水にガスコンロという世の中では、今年1番の水や火にありがたみはないかも しれない。

でも、こういうことが当たり前になった21世紀を年神さまに感謝しつつ、 お雑煮をすするのも、何となくいいような。


七草がゆには魔除けの意味が…

七草がゆは、17日の人日(じんじつ)の節句に食べる。昔は、6日年取りといって、七日を折り日として新しい年が始まると考えたため、この日に、「1年間、外敵が来ないように」と祈ったのだ。

平安時代からの風習であるから、外敵は人間だけではない。魔除けを願う気持ちの方が強かった。
したがって、儀式に供する七草粥の作り方も大変だった。

例えば包丁で七草を刻むときに、まな板を7回たたいたり、「七草なずな、唐土の鳥が日本の土地にわたらぬ先に、七草なずな」という言葉を7回唱えたりしていたそう。

最近では、こういった意味合いはまったくなくなり、「おせち料理でいっぱいになった胃を休める」ために七草粥を食べるという話が一般的になっている。

七草は、せり、なずな(ぺんぺん草)、ごぎょう、はこべら、仏の座(田平子)、すずな、すずしろ(大根)のこと。

お粥は、ごはんと一緒に市販のだし(和風でも中華でも好みに合わせて)で煮るだけでOKだ。

更新日:20141222

  




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