正月太りが怖い人のためのおせち料理の選び方

（ msn ヘルスケア ）

美味しいものがいっぱいのお正月。お雑煮やおせち料理などついつい食べ過ぎてしまいますよね。

しかも、運動なんて全然しない…。そんなときに不安になるのが「正月太り」。

そこで今回は、正月太りを防ぐ、おせち料理の食べ方・選び方を紹介します。

■ みんなが悩む「正月太り」

年越しそばやおせち料理、お雑煮に甘酒と、お正月には普段食べないものをいろいろ食べます。

普段食べられないからといって食べ過ぎてしまうこともしばしばありますね。

できるだけ正月太りは避けたいもの。

何をどのように食べればいいのか、正月に入る前に確認しておきましょう。

■ おせち料理はカロリー高め

おせち料理は、健康的なものも多く肉も入っていないからといって油断していませんか？

おせち料理は、三が日の間食べられるように、味付けを濃い目に作られています。

そのため、糖分・塩分がとても高くなっている料理も多いのです。

少なめに盛ったつもりでも、一日の摂取目安カロリーを超えてしまっていることも少なくありません。

■ 太りにくいおせち料理の選び方

それでは、おせち料理で太らないようにするためには何を選んで、どのように食べれば良いのでしょうか。

◎ 重箱で見るおせち料理

最近では、おせち料理は3段で構成されていることが多いです。

まずは、おせちのお重ごとに食べ方を見てみましょう。

・ 一の重…口取りと呼ばれ、黒豆やくりきんとんなど甘い味付けの料理が多め

・ 二の重…なますなど野菜が中心

・ 三の重…野菜の煮物や焼き魚など地域やお重の数によって内容に違いがあります。

一の重では、甘い味付けの料理が多いですが、かまぼこや数の子はその中でも低カロリーなメニューです。二の重は、野菜や酢の物が多く、カロリーは控えめです。

三の重は、野菜の煮物がおすすめで、焼き魚やお肉がある場合はそこそこにしましょう。

◎ 太りやすい料理砂糖を多く使っている料理はカロリーが高くなるので、太りやすいです。

人気のある栗きんとんも栗2粒分で約170kcalと、少量でも太りやすい一品。

食べる際は、量に注意するようにしましょう。

・ 栗きんとん 栗2粒分…170kcal
・ だてまき 小2切れ…80kcal

・ 黒豆 20g…57kcal◎ 太りにくい料理数の子や、大根と人参の酢の物である紅白なますはカロリーが低いです。

・ 数の子 2切れ…20kcal
・ 紅白なます 80g…20kca
l・ かまぼこ 2切れ…40kcal
l・ 海老の照焼 1尾分…61kcal

・ 煮物 80g…50kcal塩分が高い料理もあるので、食べ過ぎには注意してください。

■ ダイエットの味方「昆布巻き」

昆布巻きは、鮭やニシンを巻いたものだけでなく、昆布だけを結んだものもあります。

魚などを巻いていると1つあたりのカロリーは高くなりますが、昆布だけを巻いたものは、一切れあたり約10kcal～15kcalほどのカロリーです。

◎ 昆布巻きは最初に食べる

昆布はカロリーが低いのも魅力的ですが、それ以上にダイエットに欠かせない要素を含んでいます。それは「食物繊維」です。昆布などの海藻は食物繊維を多く含んでいます。

食物繊維は、血糖値の上昇を緩やかにしてくれるため、インスリンの大量な分泌を抑えてくれます。

そのため、昆布はできるだけ始めに食べるのがおすすめです。

はじめにカロリーを低いものを食べることで、満腹感が来るまでにカロリーの高いものを食べるのを防ぎ、血糖値の上昇も抑えてくれるのです。

鮭やニシンなどを巻いた昆布巻きは、カロリーが高いので初めに大量に食べないほうが良いです。

■ 「黒豆ダイエット」も食べ方に注意

数年前に「黒豆ダイエット」が人気になりました。

その理由は、豊富な栄養素と食物繊維。抗肥満効果や高血圧予防効果があると言われ、ダイエットの味方ともなってくれる食品です。

・ イソフラボン……高血圧や肥満などの生活習慣病を防止

・ サポニン……過酸化脂肪の増加を防ぐ

・ アントシアン……脂肪の吸収を抑え、排出を促進

・ 食物繊維……満腹感を持続させ、食欲を抑制

◎ おせち料理は食べ過ぎに注意ダイエット効果も高い黒豆ですが、おせち料理に入っているものは甘く似たものが多いですよね。

砂糖をたくさん使っているので、食べ過ぎると糖分の摂り過ぎになってしまいます。

「プラマイゼロだから大丈夫」なんて言っていると、気づいたらカロリーオーバーしているかもしれません。

くれぐれも食べ過ぎには注意しましょう。

■ おわりに

正月太りを防ぐ、ダイエット中にも安心なおせち料理の食べ方・選び方を紹介しました。

美味しい誘惑がいっぱいのお正月ですが、食べ過ぎ・飲み過ぎに注意して楽しくお過ごしください。

(著：nanapiユーザー・いけぽん 編集：nanapi編集部)

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