お勧め書籍「コーヒーが冷めないうちに」
- カテゴリ:小説/詩
- 2016/05/29 16:12:35
毎日、通勤している電車の中ずり広告で「コーヒーが冷めないうちに」と
いう書籍名を目にしていました。
そして、この書籍の宣伝内容に興味をそそられて、久しぶりに駅ナカの書店に寄って購入して来ました。
心暖まる4つの奇跡
過去に戻れる喫茶店を訪れた4人の女性が紡ぐ家族と愛と後悔のストーリーなんです。
【お願いします、あの日に戻らせてください——。】
過去に戻れる喫茶店で起こった、心温まる4つの奇跡。
【「4回泣ける」と評判!】
とある街の、とある喫茶店の
とある座席には不思議な都市伝説があった
その席に座ると、望んだとおりの時間に戻れるという
ただし、そこにはめんどくさい……
非常にめんどくさいルールがあった
1.過去に戻っても、この喫茶店を訪れた事のない者には会う事はできない
2.過去に戻って、どんな努力をしても、現実は変わらない
3.過去に戻れる席には先客がいるその席に座れるのは、その先客が席を立った時だけ
4.過去に戻っても、席を立って移動する事はできない
5.過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ
めんどくさいルールはこれだけではない
それにもかかわらず、今日も都市伝説の噂を聞いた客がこの喫茶店を訪れる喫茶店の名は、フニクリフニクラ
あなたなら、これだけのルールを聞かされて
それでも過去に戻りたいと思いますか?
この物語は、そんな不思議な喫茶店で起こった、心温まる四つの奇跡
第1話「恋人」結婚を考えていた彼氏と別れた女の話
第2話「夫婦」記憶が消えていく男と看護師の話
第3話「姉妹」家出した姉とよく食べる妹の話
第4話「親子」この喫茶店で働く妊婦の話
あの日に戻れたら、あなたは誰に会いに行きますか?
『コーヒーが冷めないうちに』に初めて出合ったのは、たまたま友人に誘われて行った舞台でした。
4話構成のその舞台を見て、私は終始、感動して泣きっぱなし。
終演後すぐに脚本家の方を探し、その場で「この舞台を小説にしませんか?」と依頼しました。
それから4年。やっと、こうして世に出すことができて、本当に本当にうれしく思っています。
◎著者紹介:川口俊和(かわぐち・としかず)
大阪府茨木市出身。1971年生まれ。
元・劇団音速かたつむり脚本家兼演出家。
代表作は「COUPLE」「夕焼けの唄」「family time」等。本作の元となった舞台、1110プロヂュース公演「コーヒーが冷めないうちに」で、第10回杉並演劇祭大賞を受賞。
本作が小説デビュー作。
泣いた。
とにかく泣きました。
素敵な1冊を私の人生に届けてくれてありがとう!(東京都・自営業・女性・30歳)
新聞をひらいてすぐ目にとまり、書店でもとめました。
4部構成で読みやすく、私自身も40年近く看護師としてかかわってきたせいか「夫婦」に一段と心惹かれました。
「あの日に戻れるのなら」何年でも待ち続けて出会いたいとすごく痛感しました。(山形県・会社員・女性・66歳)
過去に戻っても現実は変わらないという定義がおもしろいなと感じました。
後悔が増えるだけじゃないの?と思いましたが、またそこが違っていておもしろい作品だと思いました。(兵庫県・会社員・女性・24歳)
心の病気を患って仕事を辞め、専業主婦をしています。
題名と表紙の絵の温かさで購入しました。
今、夫と子供たちの愛を身に余るほど感じています。
こんな時だから、最後まで涙を流しながら読み
心の病気を患って仕事を辞め、専業主婦をしています。
題名と表紙の絵の温かさで購入しました。
今、夫と子供たちの愛を身に余るほど感じています。
こんな時だから、最後まで涙を流しながら読みました。
過去に戻って相手の心を確認してこなくても、もう私は大丈夫。
そんな気持ちになれました。
今の時間を大切に生きること、そしてまた外に出ていける勇気をもらいました。(新潟県・主婦・57歳)
4つのストーリーが展開していくお話で、派手さがあるわけではありませんが、人間描写もとても丁寧に書かれており、静かではあるものの、読後暖かい気持ちになれました。(宮城県・会社員・女性・29歳)
今年に入り、コーヒーに関する書籍の列に並んでいるのを見ました。
ついつい手に取ってしまいそうな装丁が気に入り購入。
当たり前に生活していると、見えても何かしらの過去や影をもっている主人公たちは、私たちにも通じるものがあり、自分と重ねて読んでみました。
「夫婦」の物語は特に泣けました。
今後あり得るだろう現実味を帯びた話に感動しつつ、パートナーがいてくれることにありがたみを感じました。(山形県・公務員・女性・45歳)