花粉症、喘息、アトピーにはビタミンD摂取ポイント
- カテゴリ:美容/健康
- 2017/03/05 20:08:02
花粉症、喘息、アトピーには「ビタミンD」? 摂取のポイント2つ
( All About )
ビタミンDの基礎知識
ビタミンDは、水に溶けず脂に溶ける脂溶性ビタミンです。
大きく植物由来のビタミンD2(エルゴカルシフェロール)と、動物由来のビタミンD3(コレカルシフェロール)に分けられ、ビタミンD3は紫外線によって皮膚に含まれるコレステロールから作られます。
つまり、紫外線不足や日光不足になるとビタミンDが不足しがちになり、その生成方法から別名「サンシャインビタミン」とも呼ばれています。
このビタミンD2とD3はともに腎臓で活性化ビタミンDとなり、体に様々な働きを示します。
なお、ビタミンの量はIUで示され、40 IU = 1μgとなります。
◆ビタミンDの働き
・カルシウムとリンを調節し、骨を強化
・筋肉の収縮作用を調整し、筋肉を強化
・インフルエンザ予防
・がん(特に乳がん、腸がん)
・糖尿病、肥満
・メタボリック症候群、リウマチなどの自己免疫疾患
・パーキンソン病、うつ、アルツハイマー病、統合失調症、中枢神経腫瘍などの精神
・神経疾患
・慢性腎臓病
・死亡率の低下(長寿効果)
・薄毛
・花粉症、ぜんそく、アトピーなどのアレルギー
に有効と報告されています。
次に、上記のなかでも特にアレルギー関連について解説していきましょう。
ビタミンDがアレルギーの予防に?
日本機能性医学研究所所長斎藤糧三先生は、花粉症患者にビタミンDを2000~4000IUを摂取させると、30分~1時間程度で鼻のとおりが改善したと報告しています。
違う報告では、喘息持ちの子どもの血液中ビタミンD濃度が高いと、発作による入院、ゼイゼイという喘鳴、ステロイド薬の使用、アレルギー指標が低下するというものもあります。
成人でも、血液中のビタミンD濃度が高いと、呼吸機能がよいと報告されています。
アトピー(アトピー性皮膚炎)についての効果
ビタミンD軟膏は、皮膚の表皮細胞の増殖を抑える作用があり、角質が増えている角化症や、皮膚の乾燥がひどく魚のうろこのような魚鱗癬で使用されています。
そのほか、ビタミンDの摂取は皮膚の殺菌効果を高め、皮膚のバリア機能を高めます。
アトピー性皮膚炎は4000IU/日、21日間で皮膚の殺菌効果のある成分が増加したという報告もあります。
このような働きがあるといわれているビタミンD。
私たちは実際、足りているのでしょうか?
現代人に不足するビタミンD
株式会社SOUKENが行った血液中のビタミンDを測定した結果(関東在住/20歳~69歳までの男女合わせて100人/2012年9月実施)があります。
9月は比較的日の当たる時間が長いのですが、血液中のビタミンDが不足している人は全体の半数に。
どの年代も不足気味で、特に女性の4人に1人は欠乏状態というショッキングな結果が出ています。
なかでも、日の当たる時間の短い内勤の人でビタミンD不足が多くみられ、衣服などによる肌の露出が少ない場合、73%もの人がビタミンD不足でした。
これからの冬は日照時間が短く、防寒のため厚着になり肌の露出が少ないため、ビタミンD不足に拍車がかかります。
さらに、食生活の変化もビタミンD不足になりがちな要因の一つです。
魚やキノコを食べているでしょうか? これらにはビタミンDが多く含まれています。
ビタミンD不足解消のポイントは2つ
ビタミンD不足を解消するためには、2つのポイントがあります。
1つめは、日光。天気のいい日にはできる限り、散歩など屋外に出るようにしましょう。
ただし、紫外線を多く浴びると皮膚炎、日焼け、しみ、皮膚がんの原因になります。
UVケアをしながら、子どもなら屋外で元気に遊び、大人ならスポーツなどもいいでしょう。
2つめは、積極的なビタミンDの摂取。
主にサケやサンマなどの魚、シメジなどのキノコ、卵に含まれています。
和食の食材が多いですね。
日本で厚生労働省が推奨している量は
・乳幼児 100 IU
・小児 140~180 IU
・成人 200 IU
ですが、アメリカ政府が推奨している量は以下の通りです。
・1~70歳 600 IU
・70歳以上 800 IU
・上限 4000 IUガン予防効果のある量は、1日成人4000 IU、子ども2000 IUといわれており、日本の推奨量では少ないことになります。
特に日照時間が短く厚着になる季節は、紫外線によるビタミンDは不足気味に。
その分、より多くのビタミンDを摂取する必要があります。食材のみで摂ることが難しい場合、望ましいとされている1日1000IUを目安に、市販サプリメントで摂取してみても良いでしょう。
ビタミンDの効果って余り耳にしたことってないですよね。
お魚は大好きだけれど、1日どのくらい食べれば良いのかも
わからないですよね。
そこで、ビタミンDについてちょっと調べてみました。(^^;
あん肝に凄く多くふくまれているみたい。
お魚は大好きですよ♪
でも、不足するといけないんですね。
普通の食品だと何に入っているのでしょうか?
調べてみよっと。