ペルセウス座流星群極大 No.2
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- 2018/08/05 21:26:19
観察に適した場所
空をなるべく広く見渡すことができ、街灯などが少ない場所で観察しましょう。
林の中のように空があまり見渡せない場所や、ベランダのように空の一部しか見えない場所では、空全体に現れる流星をとらえきれません。
なるべく視界を遮るものが少なく、空を広く見渡せる場所を探してください。
また、できるだけ、街灯など人工の明かりが少ない場所を選びましょう。
流星の光は、街灯の明かりなどに比べるととても弱いものです。
人工の明かりが多いと、その明るさに妨げられて暗い流星が見づらくなり、それだけ、見ることのできる流星の数が少なくなってしまいます。
大きな都市やその周辺地域では、都市全体の明るさに妨げられ、暗い流星を見ることができません。
大きな都市からはなるべく遠く離れた場所で観察できるとなおよいでしょう。
ペルセウス座流星群の流星かどうかの見分け方
流星の軌跡を反対の方向にたどり、ペルセウス座流星群の放射点を通るかどうかで判断します。
下の図は、8月中旬午前0時頃の、ペルセウス座流星群の放射点付近の星空を示しています。
カシオペヤ座などなじみのある星座や、ぎょしゃ座の1等星カペラなどの明るい星を目安にするとよいでしょう。
都市部では、これほど暗い星は見えないかもしれませんが、放射点を探す目安となるよう暗い星まで描いてあります。
(実際の星空には放射点を示す印はありません)
星は日周運動によって動いています。0時より何時間も前や0時を過ぎて何時間も経つと、星の見える位置がこの図とは違いますのでご注意ください。
(日本国内では観察する地点による差はあまりありませんので、0時であれば東京以外でもこの図を利用できます)星座早見盤を利用すれば、別の時刻の星空を知ることができます。
詳しい見分け方は、キャンペーンページの「流星の見分け方」をご覧ください。
見える流星の数
夜空が十分に暗い場所で観察すれば、最も多いときには、1時間当たり45個以上の流星を見ることができると考えられます。
(肉眼で5.5等の星まで見えるような)夜空が十分に暗い場所で観察した場合を想定しています。
街明かりの中で観察したり、極大ではない時期に観察したりした場合には、観察される流星の数が何分の1かに減ってしまうことがあります。
反対に、目のよい方や、流星観測の熟練者が観察した場合には、2倍以上の数の流星を観察できることがあります。
観察の際の注意
望遠鏡や双眼鏡などの特別な道具は必要ありません。肉眼で観察しましょう。
望遠鏡や双眼鏡を使うと視野がたいへん狭くなってしまうため、流星の観察には適しません。
立ったままで長い時間観察をすると首が疲れます。レジャーシートなどを用意して、寝転がったまま観察できるよう準備をしておくとよいでしょう。
屋外に出てから暗さに目が慣れるまで、最低でも15分間は観察を続けるようにしましょう。
夜遅く屋外で行動することになりますので、事故などに十分注意してください。
人家の近くで大声を出したり、立入禁止の場所に入ったりしないよう、マナーを守ってください。
国立天文台では、ペルセウス座流星群を多くの方に楽しんでいただくために、「夏の夜、流れ星を数えよう 2016」キャンペーンをおこないます。
キャンペーンについての詳しい情報は、キャンペーンサイトをご覧ください。
大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 国立天文台
月明かりに負けない流星に期待しよう
2017年のペルセウス座流星群は8月13日4時頃に極大(注)を迎えます。
これは日本で観察するのにぴったりの時刻で、日本でのいちばんの見ごろも、12日の夜半頃から13日の明け方頃となるでしょう。
ただし、今年は明るい月がずっと出ているため見える流星の数は例年よりやや少なく、流星が最も多いときに空の暗い場所で観察して、見られる流星は1時間あたり35個程度となると予想されます。
流星は特定の方角だけに出現するわけではありません。
月がなるべく視界に入らないようにしながら、空の広い範囲を眺めてください。
月明かりに負けない明るい流星を期待しましょう。
沢山の流星群を見られると良いですよね!
是非、素敵な夜空を楽しんで下さいね!!(^0^)/
ってそんなに見れるんですね~!
それは良いですね♪