一歩中に踏み込む。
青年は慎重にもう一歩踏み出した。
何もない部屋だった。
青年が入ってきた扉以外は、窓も家具もない。
およそ人が住むような環境ではなかった。
これではまるで魔獣の牢獄だ。
青年は壁や床を念入りに調べた。
が、やはり、何も発見できない。
おかしい。
...
藍姫は、しがない駄文書きです (゚▽^*)-☆
この本棚には……
「自作小説」には、 私の自作小説が、
「詩/小説」「マンガ」には、オススメ本が収納されています♪
※題名に★は イベントブログ、<B>は ブログネタです^^
一歩中に踏み込む。
青年は慎重にもう一歩踏み出した。
何もない部屋だった。
青年が入ってきた扉以外は、窓も家具もない。
およそ人が住むような環境ではなかった。
これではまるで魔獣の牢獄だ。
青年は壁や床を念入りに調べた。
が、やはり、何も発見できない。
おかしい。
...
死の山にある“暗黒の逆塔”《リバース・ダーク》の
最下層。
何重にも封印が施された地獄門のような扉を開き、
青年は暗い通路を歩いている。
大丈夫。
力を手に入れれば、輝かしい未来が待っている。
そう信じて、先の見えない路をひたすら進む。
時折、思い出したように両脇に出現する...
カツン。カツン。
足音が、五月蝿いくらいに広い通路に反響している。
長いこと封印されていた所為か、黴臭い澱んだ匂い
が鼻腔を刺激する。
歩く度に舞い上がる埃も相まって、青年は軽く咳き込
んだ。
左手で口元を軽く押えながら、右手に持った松明で
通路の先を照らす。
暗い。
...
風邪が戻ってきました。
熱は微熱だけど、平熱が低いから辛いです。
背中とか、関節とかも痛いし。
でも、お見舞いにタイヤキをもらって、ちょい元気でました。
薄皮で黒豆餡のタイヤキです。
薄皮だけに、シッポまで餡が詰まってました。
食べられるって事は、いい事ですねvv