Nicotto Town


藍姫の本棚♪


藍姫は、しがない駄文書きです (゚▽^*)-☆
この本棚には……
 「自作小説」には、 私の自作小説が、
 「詩/小説」「マンガ」には、オススメ本が収納されています♪
※題名に★は イベントブログ、<B>は ブログネタです^^

夢日記11 『かくれんぼ』 (4)

風華が舞っている。
ここは私のお気に入りの場所。私は、座って花の王冠を作っている。
その後ろに控えるように、私の想い人が立っている。
向こうから歩いて来るのは、大好きな兄様。私は二人に話し掛ける。無邪気に。「かくれんぼをしましょう。もし、私を見つける事が出来たら、私
 は、その人のお嫁さんになるの」...

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夢日記11 『かくれんぼ』 (3)

「美しい。お前には穢れなき新雪の白と、愚者の流す鮮血の赤
 がよく似合う」男は、嬉しそうに私の姿を眺めた。私は、自分の姿を改めて見直した。
返り血に染まった私の姿は、まるで悪鬼そのものだ。ふと、私が斬った兵士達にも家族がいるのだと思い出し、胸が
痛んだ。でも、もう戻れない。男は、そんな私に「ここまで...

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夢日記11 『かくれんぼ』 (2)

男は、驚くほど優しい眼で私を見ると「ミーナ」と笑った。
そして、「やっと見つけた」と。見つけた? それに ミーナって誰?私が困惑していると、男は「お前の為に みんな消してあげたよ」
と言った。
その一言で、私の頭に血が上った。「黙れ、夜盗! ここに降りて来い! 私と戦え!!」刀を構えた私は、声を限り...

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夢日記11 『かくれんぼ』 (1)

こんな夢を見た……。
 
 
 
町の外れの小高い丘の上に、大きな屋敷が建っている。ここが私のお家。
幼い頃から体が弱かった私にとって、ここは世界の全てだった。父様も母様も使用人達も、みんな優しくて、私は幸せだった。明日は、私の16歳の誕生日。
生まれて初めて 麓の町に連...

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夢日記Ⅹ 『補陀落』

こんな夢を見た……。
 
 
ふっと我に返ると、辺りは血の海だった。その中には死んでいる者もいるだろう。
生きていたとしても、かなりの重傷だ。不老長寿の天人達の中で、かつて こんな悲劇に見舞われた者
がいただろうか?四方をガラスで囲い、下界や下天から隔離された常春の楽園は...

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