『ブギーポップは笑わない』
- カテゴリ: 小説/詩
- 2010/12/31 20:47:38
『ブギーポップは笑わない』 / 上遠野 浩平《カドノ コウヘイ》
本書は、恐ろしく奇妙な事件に関わった人々の物語です。デザイナーになる夢を持つ啓司は、待ち合わせに来ない彼女――藤花を
待っていました。殺人博士とあだ名されるほど 猟奇事件に詳しい和子は、クラスの女生徒
との会話から、ブギーポ...
藍姫は、しがない駄文書きです (゚▽^*)-☆
この本棚には……
「自作小説」には、 私の自作小説が、
「詩/小説」「マンガ」には、オススメ本が収納されています♪
※題名に★は イベントブログ、<B>は ブログネタです^^
『ブギーポップは笑わない』 / 上遠野 浩平《カドノ コウヘイ》
本書は、恐ろしく奇妙な事件に関わった人々の物語です。デザイナーになる夢を持つ啓司は、待ち合わせに来ない彼女――藤花を
待っていました。殺人博士とあだ名されるほど 猟奇事件に詳しい和子は、クラスの女生徒
との会話から、ブギーポ...
『ミステリ百科事典』 / 間 羊太郎《ハザマ ヨウタロウ》
本書は、ミステリの基本と言えるトリックの百科事典です。かつて、探偵小説専門誌に連載されていたコラムが、完全版で復活!古典的な作品や、有名作品を引用しながら、分かりやすく トリックを解説
しています。
これでチェックしておけば、名...
出てきたのは女性だ。
赤い血と黒い髪が、青白い頬にべったりと張り付いている。銃を下ろさせると、私は彼女の元に走った。
間一髪、彼女が倒れる前に受け止める。「しっかり、どうしたの? 何があったの?」私は、途切れそうになっている彼女の意識に、声をかけ続け、
同時に怪我の具合を見る。が、どうやら、血は 彼...
頭がぼんやりする。
起き上がると、体にかけられていた物がするりと床に落ちた。床? 私はどうして研究室の床で寝ていたのだろう。
研究の疲れ? いいえ、違う。窓だ。
窓の外に動く陰を見つけて、それで……。何か薬を嗅がされたのだ。誰……だったのだろう...
こんな夢を見た……。
「今も 深い霧に覆われたダムの様子を窺い知る事は 出来ま
せん」いつもと同じレポートを終えた。重なり合う山陰が、時折、霧の加減で黒く見える。墨絵のような山を二つ越えた所にあるダムと、その近くにある
研究所が、テロリストに占拠されてから一...