Nicotto Town


藍姫の本棚♪


藍姫は、しがない駄文書きです (゚▽^*)-☆
この本棚には……
 「自作小説」には、 私の自作小説が、
 「詩/小説」「マンガ」には、オススメ本が収納されています♪
※題名に★は イベントブログ、<B>は ブログネタです^^

退魔除霊師~ユメワタリ~ (14)

カイちゃんは “はい” か “いいえ” 以外の質問に答える事が出来
ないのだろう。激しい点滅を繰り返した。

「君は自分を殺した相手に復讐したい?」

!! 殺し……た?
瑞希の言葉に、冷水をかけられたみたいに背筋が寒くなった。
見せられていた映像で、理解していたつもりなのに、気持ちが...

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退魔除霊師~ユメワタリ~ (13)

四葉 “幸運”。花言葉は “私を守って”。

穴 “思いがけないトラブル、人生における大きな変化”。



何だ、それ?

オレは、重い目蓋を開けた。
暗い。それに寒い。ああ、そうか。これは夢だった。
でも、変だな。夢の中では、もう直ぐ夏休みだって言っていたの
に……すごく寒い...

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退魔除霊師~ユメワタリ~ (12)

誰だ?
朝日を浴びて、鏡のようになった商店のガラス戸には見た事の
ない女の子が映っていた。
夏服なのかブレザー姿ではないが、來夢のメモにあった制服を
着ている。

オレの視点は、その子とピッタリ重なっていて、変な感じだ。
ふいに、その子がちょっと驚いたような顔をした。

「何よ、こ...

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退魔除霊師~ユメワタリ~ (11)

「瑞希、何か分かったのか?」

「……多分」

苦しそうな表情だった瑞希が、真っ直ぐ前を向いて立ち上がった。

「え? あ、おい、瑞希!」

「ここで待ってて」

オレには何も詳細を言わずに、部屋を出て行ってしまった。
こんな時に何だが、ちょっと螢都の気持ちが分かった気がする。...

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退魔除霊師~ユメワタリ~ (10)

「死んで……る?」

「いや、生きてるよ。ちゃんと胸が動いてるだろう? ま、何か憑い
 てるみたいだけど」

螢都が気配を探るように目を凝らす。

「あ、本当だ。悪いモノではないけど……」

「いつ、ランクアップするか分からん」

「そうだね。ねえ、どうするの?」

「お守...

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