退魔除霊師~ユメワタリ~ (40)
- カテゴリ: 自作小説
- 2009/04/21 21:39:15
オレはドアを開けようと手を伸ばし、遅ればせながら犬の姿では、
無理だと言う事に気付いた。
流石に、この手(前足?)ではドアノブは回せない。
「主が命ず。犬神、屋下より外へ!」
やましい事はないが、古番先輩に謝ってから、オレは人型に戻っ
た。
うん、夢なので全裸にはならないよう...
藍姫は、しがない駄文書きです (゚▽^*)-☆
この本棚には……
「自作小説」には、 私の自作小説が、
「詩/小説」「マンガ」には、オススメ本が収納されています♪
※題名に★は イベントブログ、<B>は ブログネタです^^
オレはドアを開けようと手を伸ばし、遅ればせながら犬の姿では、
無理だと言う事に気付いた。
流石に、この手(前足?)ではドアノブは回せない。
「主が命ず。犬神、屋下より外へ!」
やましい事はないが、古番先輩に謝ってから、オレは人型に戻っ
た。
うん、夢なので全裸にはならないよう...
「いや、障壁の一件もあるし、何が起こるか分からないから、一緒
に動こう」
考えに考えて出したオレの結論に、カイちゃんが緊張気味に頷
いた。
『まず、どこへ向かいますか?』
「う~ん、そうだなぁ~」
参ったな。全然思い浮かばない。
「……私、自分の家が見たいな」
...
揺るぎない瑞希の瞳を見て、オレは決意を固めた。
オレは、オレに出来る事をするんだ。
何が何でも、カイちゃんを古番先輩に会わせる!
「さあ、走って!」
瑞希が拍手を打ち、水を集める。
來夢も手伝っているのか、僅かな時間で巨大な水の固まりが出
来つつあった。
「カイちゃん、行こ...
そうですねぇ~。
小説は広く読むのがモットーなので、何か一つと言われると困りますなぁ。
推理も、恋愛も、時代物も、ファンタジーも、ホラーも、古典も。
難しい言葉で綴られていない小説は(資金が続く限り)購入して読みます。
だって、立ち読みじゃ泣けないし、笑えないから……。
...
「ここは、想いの眠る場所だ」
瑞希がぽつりと呟いた。
「想い?」
「人は、どんなに辛い出来事も、忘れる事で乗り越える。でも、
完全には消し去れないから、ここに想いを預けておくんだ。身
を裂くような胸の痛みが癒えるまで……」
瑞希は、ガラクタの一つを手に取って眺めた後、...