退魔除霊師~ユメワタリ~ (31)
- カテゴリ: 自作小説
- 2009/04/12 21:14:08
早足が、小走りに。それは、やがて疾走に変わった。
廊下を駆け抜け、外に飛び出すと、オレは妙に安心した。
柔らかい日差し。春を感じさせる鳥の声。誰かが世話をしている
のか、校庭の隅にある花壇の花達も心を和ませてくれる。
螢都ほどじゃないけど、オレも得体の知れないモノに恐怖を感じ
てい...
藍姫は、しがない駄文書きです (゚▽^*)-☆
この本棚には……
「自作小説」には、 私の自作小説が、
「詩/小説」「マンガ」には、オススメ本が収納されています♪
※題名に★は イベントブログ、<B>は ブログネタです^^
早足が、小走りに。それは、やがて疾走に変わった。
廊下を駆け抜け、外に飛び出すと、オレは妙に安心した。
柔らかい日差し。春を感じさせる鳥の声。誰かが世話をしている
のか、校庭の隅にある花壇の花達も心を和ませてくれる。
螢都ほどじゃないけど、オレも得体の知れないモノに恐怖を感じ
てい...
「ロクロー、さっきの何?」
一緒に部屋を出て来た螢都が、少し不機嫌そうに聞いてきた。
「さっきのって?」
ムッとした顔で「悪い噂」と言うと、螢都は、ジトォ~っと睨みつけ
てきた。少しどころではない。かなり機嫌悪いみたいだな。
オレ、何かしたか?
「別に対した事じゃない...
センスない上に寒がりなので、薄着にはなれませんねぇ~ ^^;
色は明るいトーンの物にしますw
でも、黒や青系と言ったダークな色が好きなので、あまり春っぽい色は……。
そう言えば、春色って何色なんだろう?
菜の花やタンポポの黄色?
桜や紅梅のピンク?
萌え始めた...
「で、そいつの手がかりは?」
『お主より一つ年上で、この学び舎の中におる “ノナガセサン” と
言う名の男だ』
「ノナガセサン?」
『静花が猫につけた名だ』
ああ、“ノナガセ” さんね。それって、静花はかなり本気って事か。
あの静花が……ねぇ?
「分かった。カイち...
イチローは、普通の人には見えないし、声も聞こえない。オレは、
ポカンとしている友人達に慌てて取り繕ってみたが……。
「それなら、しかたないな」
「うん、残念だけど」
いっちゃんも桃姫も単純でよかった。いやいや、馬鹿にはしてない
ぞ。素直なのはいい事ですから。
「本番、来週...