退魔除霊師~ユメワタリ~ (22)
- カテゴリ: 自作小説
- 2009/04/04 17:14:22
「ロクロー!」
北の探索を終え、南側を回っていると、螢都が声をかけてきた。
「ケイ、お前、仕掛けは?」
「終わったよ」
「仕事は?」
「それも……今日はないの」
どうも、はっきりしないな。何かあったのだろうか。
「何だよ。オレは忙しいんだけど」
「ロク...
藍姫は、しがない駄文書きです (゚▽^*)-☆
この本棚には……
「自作小説」には、 私の自作小説が、
「詩/小説」「マンガ」には、オススメ本が収納されています♪
※題名に★は イベントブログ、<B>は ブログネタです^^
「ロクロー!」
北の探索を終え、南側を回っていると、螢都が声をかけてきた。
「ケイ、お前、仕掛けは?」
「終わったよ」
「仕事は?」
「それも……今日はないの」
どうも、はっきりしないな。何かあったのだろうか。
「何だよ。オレは忙しいんだけど」
「ロク...
う~ん、真新しい制服が嬉しかった、とか?
あ、では、高校の入学式のお話をw
入学式と言うか、式が終わって教室に入った時、気付いた事。
ん? 同じ中学の子が全然いないじゃんかっ!
でも、よく見ると、既に幾つかのグループが出来ている模様。
ってな訳で(非常に苦手なの...
えっと……うん、初日はこれにしよう。
アタシは、夢意識研究会で古番先輩が座るパイプ椅子の背も
たれに、特別調合された香薬を塗りつけた。
瑞希がくれた香薬は、甘いバニラエッセンスのような匂いで、普
通の人には微かに香る程度だけど、無意識に強く作用するよう
に調合されている。
...
あらかじめ、脱いでいても怪しまれない靴やジャンパーを先に鞄に
しまい、シャツとジーンズのボタンを緩める。
危ないので、少しの間、ニロー達には離れてもらって、オレは、首
から下げてた月神子の守りを口にくわえた。
呼吸を楽にして、目を閉じる。
これは、オレが犬神と入れ替わる為の簡単な儀...
「おい、瑞希!」
「ロクには……ニロー達と一緒に、探して欲しいモノがあるんだ」
「任せなさい! で、何を探すんだ?」
「それは……」
「それは?」
「それは、海藤亜貴だ」
「……は?」
瑞希が真っ直ぐにオレを見つめる。冗談を言ってる訳ではなさそ
うだ。
...