退魔除霊師 ~エンキ~ (6)
- カテゴリ: 自作小説
- 2009/06/16 21:00:20
「おっはよぉ、瑞希っ!」
「おはよう。やっぱり腫れたみたいだね」
「ん~、これでも、ロクローに聞いて応急処置はしたんだけどね」
大げさな包帯で、そこだけキグルミハンドのようになった手をヒラ
ヒラと振って見せると、瑞希はクスッと笑った。
「解毒薬と解毒布、持ってきたんだ。授業...
藍姫は、しがない駄文書きです (゚▽^*)-☆
この本棚には……
「自作小説」には、 私の自作小説が、
「詩/小説」「マンガ」には、オススメ本が収納されています♪
※題名に★は イベントブログ、<B>は ブログネタです^^
「おっはよぉ、瑞希っ!」
「おはよう。やっぱり腫れたみたいだね」
「ん~、これでも、ロクローに聞いて応急処置はしたんだけどね」
大げさな包帯で、そこだけキグルミハンドのようになった手をヒラ
ヒラと振って見せると、瑞希はクスッと笑った。
「解毒薬と解毒布、持ってきたんだ。授業...
「ああ、そうそう。手は、清水で冷やしておけよ。少しはましだぞ」
アタシの家の前まで来た時、ロクローが思いついたように、そう
言った。
「全然、痛くないよ?」
「そうかもしんないけど、お前、キックした時、右手、かばってた
じゃん」
言われて、右手を握ったり開いたりしてみる...
夢……ですか
私は、寝るのが趣味みたいな物なので、よく見る方だと思いますが、
面白くはないですね ^^ (カテゴリ『お笑い』って・・・
吸血鬼の狩りの得物として連れてこられたら、実は自分も吸血鬼
だったり。
怪しげな研究室で自らが作り出した巨大昆虫に追いかけられたり...
もう、何なのよ。最低最悪。
來夢の言った通りだった。
瑞希は、ロクローが好きなんだ。アタシなんかが瑞希に敵うはず
ないじゃない。
でも、いつから?
瑞希は、いつからロクローの事を……。
走りながら、頭に上った熱を下げようとしたけど、益々ヒートアッ
プしていく。
このまま家...
「あ?!」
今度は、アタシが我に返る番だ。
「やっばぁ、やっちゃったよ。どうしよう」
「あれの事なら大丈夫。それよりも、ケイ、手を見せて!」
瑞希が念入りにアタシの手を調べて、ほっと息をつく。
ちょっと痛かったけど、血が出てるとか、歯型がついているとか、
言った事はない。...