退魔除霊師 ~エンキ~ (2)
- カテゴリ: 自作小説
- 2009/06/11 22:29:21
「ロクの仕事を見直すと、しばらくは、ケイの負担も重くなるね。忙
しくなるかも知れないけど……」
「アタシはいいけど、瑞希は、あいつを甘やかしすぎ。獅子は、
我が子に重りをつけて、深い谷川に突き落とすって言うじゃな
い?」
「いや、流石にそこまでしたら……」
真面目な顔で...
藍姫は、しがない駄文書きです (゚▽^*)-☆
この本棚には……
「自作小説」には、 私の自作小説が、
「詩/小説」「マンガ」には、オススメ本が収納されています♪
※題名に★は イベントブログ、<B>は ブログネタです^^
「ロクの仕事を見直すと、しばらくは、ケイの負担も重くなるね。忙
しくなるかも知れないけど……」
「アタシはいいけど、瑞希は、あいつを甘やかしすぎ。獅子は、
我が子に重りをつけて、深い谷川に突き落とすって言うじゃな
い?」
「いや、流石にそこまでしたら……」
真面目な顔で...
結界内の空気がピリピリと緊張し、次の瞬間、ピィンと張り詰める。
「ケイ、そっちに行ったよ!」
「OK!」
アタシは、打ち鳴らした手から発した炎の網を、対象に目掛けて
投げつけた。
ちっ、ハズレか。
でも、アタシの目の前に飛び出した黒い陰は、動きを止める。
野の獣……...
「結婚して、男の子が一人いるよ。今も、親子三人で幸せに暮ら
しているんだ」
「……パパとママの友達の話だよね?」
ぼくは恐る恐るきいてみました。
だって、ママがその女の子だったら、ぼくはキツネの子供というこ
とになってしまうでしょう?
パパもママも顔を見合わせて、クスク...
「昔、いじめていた女の子のお話なんだけど、ママも聞くかい?」
「洗濯物をたたみながら聞こうかしら」
「うん、そうだね。ええと、どこまで話したっけ? ああ、そうそう、
パパの友達は好きな女の子にイジワルしていたんだけど、ある
日、とうとう、その子が怒ったんだ。『なんでこんなことする...
雨が強くなってきました。
まるで、いつまでたっても動けないぼくを「早く早く」と、せかして
いるみたいに。
ぼくは思いっきり息をすいこんで、目をつむりました。
すると、どうでしょう!
昨日の夜、パパと話をした時の様子が、目の裏側にくっきりと浮
かんできました。
...