Nicotto Town


藍姫の本棚♪


藍姫は、しがない駄文書きです (゚▽^*)-☆
この本棚には……
 「自作小説」には、 私の自作小説が、
 「詩/小説」「マンガ」には、オススメ本が収納されています♪
※題名に★は イベントブログ、<B>は ブログネタです^^

退魔除霊師 ~エンキ~ (2)

「ロクの仕事を見直すと、しばらくは、ケイの負担も重くなるね。忙
 しくなるかも知れないけど……」

「アタシはいいけど、瑞希は、あいつを甘やかしすぎ。獅子は、
 我が子に重りをつけて、深い谷川に突き落とすって言うじゃな
 い?」

「いや、流石にそこまでしたら……」

真面目な顔で...

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退魔除霊師~エンキ~ (1)

結界内の空気がピリピリと緊張し、次の瞬間、ピィンと張り詰める。

「ケイ、そっちに行ったよ!」

「OK!」

アタシは、打ち鳴らした手から発した炎の網を、対象に目掛けて
投げつけた。

ちっ、ハズレか。

でも、アタシの目の前に飛び出した黒い陰は、動きを止める。
野の獣……...

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きつねのよめいり (下)

「結婚して、男の子が一人いるよ。今も、親子三人で幸せに暮ら
 しているんだ」

「……パパとママの友達の話だよね?」

ぼくは恐る恐るきいてみました。

だって、ママがその女の子だったら、ぼくはキツネの子供というこ
とになってしまうでしょう?

パパもママも顔を見合わせて、クスク...

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きつねのよめいり (中)

「昔、いじめていた女の子のお話なんだけど、ママも聞くかい?」

「洗濯物をたたみながら聞こうかしら」

「うん、そうだね。ええと、どこまで話したっけ? ああ、そうそう、
 パパの友達は好きな女の子にイジワルしていたんだけど、ある
 日、とうとう、その子が怒ったんだ。『なんでこんなことする...

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きつねのよめいり (上)

雨が強くなってきました。

まるで、いつまでたっても動けないぼくを「早く早く」と、せかして
いるみたいに。

ぼくは思いっきり息をすいこんで、目をつむりました。

すると、どうでしょう!
昨日の夜、パパと話をした時の様子が、目の裏側にくっきりと浮
かんできました。




...

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