退魔除霊師~ユメワタリ~ (82)
- カテゴリ: 自作小説
- 2009/06/02 21:42:38
「その仕事、アタシも行くっ!」
下を向いて考え込んでいた螢都が、なぜか握りこぶしを作って、
力強く宣言した。
何をそんなに固く決心したのかは知らないが、真剣そのものだ。
「ロクロー一人に、槌の子は任せられない」
「いや、だから、瑞希も一緒に……」
「分かってるわよ。ロクロ...
藍姫は、しがない駄文書きです (゚▽^*)-☆
この本棚には……
「自作小説」には、 私の自作小説が、
「詩/小説」「マンガ」には、オススメ本が収納されています♪
※題名に★は イベントブログ、<B>は ブログネタです^^
「その仕事、アタシも行くっ!」
下を向いて考え込んでいた螢都が、なぜか握りこぶしを作って、
力強く宣言した。
何をそんなに固く決心したのかは知らないが、真剣そのものだ。
「ロクロー一人に、槌の子は任せられない」
「いや、だから、瑞希も一緒に……」
「分かってるわよ。ロクロ...
「え? 何って言われても……」
オレは軽いデートのつもりだったけど、瑞希はオレの好きな子
が静花だと思っているから、やっぱり……。
「槌の子の捕獲がロクに回ってきてね。仕事に同行するんだ」
「槌の子ぉ?! ロクローには絶対に無理よ!」
確かに、その通りだが、ハッキリ言われる...
「瑞希のオススメは?」
「どれも美味しいよ。何を頼んでも、外れはないと思う」
傍目には普通に話しているが、瑞希は少しご立腹のようだ。
先程までの会話で、何が気に障ったのか、オレにはさっぱり分か
らない。
でも、まずは誤解を解かない事には、先に進めないだろうな。
その為には……...